22日、香港・油尖旺区の太子(プリンスエドワード)で、3万人超の警察関係者が集まり、「雨傘運動」で懲役刑を言い渡された警官7人への支援を呼び掛けた。写真は2014年の民主化デモ。写真提供:Hong Kong In−media。

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2017年2月22日夜、香港・油尖旺区の太子(プリンスエドワード)で、3万人超の警察関係者が集まり、「雨傘運動」で懲役刑を言い渡された警官7人への支援を呼び掛けた。香港メディア・香港01が伝えた。

2014年9月、学生団体が中心となり、香港の政府庁舎付近や金融街のセントラル(中環)を占拠し、行政長官選挙の民主化を求めるデモが発生した。民主化デモは2カ月余り続き、催涙ガスなどを使って鎮圧しようとする警察隊に対し、雨傘を開いて対抗したことから、「雨傘革命」とも呼ばれた。報道によると、警官7人は鎮圧の際にデモ参加者に暴力を振るったとして今月17日に2年の懲役刑が言い渡された。

22日の集会には香港の「警務督察協会」など関連の4協会が参加し、午後8時の時点で3万3000人が集まったという。現役・退職警官とその家族に加え、来月の香港行政長官選挙に出馬表明した新民党の葉劉淑儀(レジーナ・イップ)主席や梁振英(リアン・ジェンイン)行政長官に同行し公式活動に参加して来た劉志堂(リウ・ジータン)行政長官副官のほか、多くの立法会議員も参加した。

同集会の主催者によると、警官7人は上訴する意向で、彼らの経済的な負担を軽減するため公に経済的な支援を呼び掛ける。支援の呼び掛けのほか、集会の目的は公務員の尊厳を取り戻すことだと説明し、「侮辱されず尊厳を持って公務を執行できるよう保護法の立法を行政長官に呼び掛けてほしい」と述べた。

判決に警察関係者から不満が聞かれており、「受け入れ難いほどに重い判決」との見方が強い。さらに、「香港の警官の失意を招き、トラブルを起こす者の過激な行動を助長する」との意見もある。(翻訳・編集/内山)