AMDが次世代CPU「Ryzen 7」シリーズの発表会をサンフランシスコで行い、スペックや価格、発売日を発表しました。

AMD Ryzen 7 Release - YouTube

発表会でプレゼンテーションを行ったのはAMDの社長兼CEOのリサ・スー氏。



Ryzenはコアを拡張するのではなくゼロから設計され、開発に4年という年月がかけられた次世代CPUシリーズ。



次世代マイクロアーキテクチャ「Zen」の開発時に「Instruction-per-Clock(IPC:1クロックあたりに実行可能な命令数)」を従来のAMDのCPUから「40%」も上げる目標を設定したとのこと。スー氏によれば、この目標に対して懐疑的な意見があったそうです。しかし、Ryzenでは何と目標よりも高い「52%」を実現しました。



発表会では8コア16スレッドのRyzen 7の3モデルが発表されました。最初に披露されたのは、メインストリームとなる「Ryzen 7 1700X」



「Ryzen 7 1700X」はベース周波数が3.4GHzで、ブースト周波数が3.8GHz、TDP(熱設計消費電力)が95W。



「Ryzen 7 1700X」は、Cinebenchのマルチスレッド・ベンチマークでIntelの「Core i7 6800K」より39%、「Core i7 6900K」より4%もパフォーマンスが高くなっています。



続いてフラッグシップモデルの「Ryzen 7 1800X」。ベース周波数は3.6GHzですが……



ブースト周波数は驚異の4.0GHzとなっています。



発表会ではCINEBENCH R15を使った3Dモデルのレンダリングテストが行われました。左が「Intel 6900K」で、右が「Ryzen 7 1800X」。テストでは「Ryzen 7 1800X」の方が「Intel 6900K」よりも速くレンダリングを実行している様子がよくわかります。



「Ryzen 7 1800X」のパフォーマンスはシングルスレッドで「Intel 6900K」と同等ですが、マルチスレッドであれば9%上回っています。スー氏は「Ryzen 7 1800Xは世界で最も高速な8コアデスクトッププロセッサーと言える」とコメント。



最後は8コア/16スレッドにもかかわらずTDPが65Wの「Ryzen 7 1700」で、ベース周波数は3.0GHzでブースト周波数は3.7GHz。Intelのメインストリーム向けトップモデルの「Core i7 7700K」よりパフォーマンスは46%も上回っています。



Handbreakを使って4K・60fpsのファイルを1080p・fpsのファイルにエンコードすると、「Core i7 7700K」が71.8秒かかったところを「Ryzen 7 1700」は61.8秒で終了。



気になる価格の発表へ。AMDは事前の調査で多くのPCユーザーがCPUに「500ドル」以上払いたくないということがわかっており、この結果を価格にも反映したとのこと。「Ryzen 7 1800X」は、同パフォーマンス帯の「Core i7 6900K」の半額以下の499ドル(約5万6500円)。



「Ryzen 7 1700X」は399ドル(約4万5000円)。



「Ryzen 7 1700」は329ドル(約3万2000円)。



3モデルとも2017年3月2日に全世界同時発売予定。予約受付は2017年2月22日(現地日時)からとなっています。



日本での発売は2017年3月3日午前0時で、秋葉原などでは深夜販売イベントが予定されています。

エルミタージュ秋葉原 - 「Ryzen 7 1800X」は税抜59,800円。複数ショップがラインナップと予価を告知 〜恒例の深夜販売も〜

http://www.gdm.or.jp/crew/2017/0223/197339