北朝鮮の金正男氏。成田空港で(2001年5月4日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が渡航先のマレーシアで殺害された事件で、北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は23日、マレーシアが「違法で非道な」検視を行ったと批判する朝鮮法律家委員会(Korean Jurists Commitee)の談話を伝えた。

 談話では正男氏の名前には触れていないが、北朝鮮の国営メディアがこの事件について伝えたのは初めて。

 談話は「マレーシアは彼(正男氏)の遺体をDPRK(北朝鮮)に引き渡す義務がある。マレーシアは遺体に対して違法で非道な検視を行った」と主張している。

 マレーシアについて、遺族のDNAサンプルが必要という「ばかげた理屈で」遺体の引き渡しを拒んでいると非難。「マレーシア側は国際法と道徳を完全に無視して遺体の引き渡しを政治化し、よこしまな目的を達成しようとしている」と反発している。

 談話では北朝鮮が加わる共同捜査を重ねて要求し、北朝鮮から法律専門家を派遣する意向があると強調している。
【翻訳編集】AFPBB News