ストレスを溜めないようにリラックスすることが大切。頭ではわかっていても、半身浴や寝る前のストレッチを毎日継続して行うことはなかなか難しい。マッサージに行っても持続性がない。そんな風に思っている人は多いのではないしょうか。でも、私たちがいつも自然にしている呼吸をちょっと変えるだけでリラックスできるとしたら? 実は、今すぐできる一番簡単で優れたリラックス法は、“呼吸法”だと言われているんです。

心と呼吸は密接に関係している

不安を感じたりや緊張状態にあるとき、呼吸が浅くなったり速くなったりするのを感じたことはありませんか? 私たちの心と呼吸の状態は常に関係しあっていて、寝ている時やリラックスしているときには呼吸は自然と深くゆったりしています。しかし仕事や人間関係のストレスなどから体の緊張がとけず、浅い呼吸が習慣化している人が増えているのです。

呼吸で自律神経がコントロールできる!

普段意識せずに呼吸をしているとき、呼吸は自律神経によって支配されています。自律神経とは刺激や情報に反応して、体内の状態を無意識のうちにコントロールしてくれる仕組みのこと。自律神経には交感神経と副交感神経があり、普段は両者がシーソーのようにバランスを取っています。しかし強いストレスなどが原因となり、活動的になる交感神経が優位になったまま戻らないことがあります。

自律神経のバランスが乱れると肩こり、頭痛、生理不順やうつ症状、摂食障害など様々な心身の不調を引き起こします。呼吸の浅い状態が習慣化しているのも、この交感神経優位の状態が続いていることになるので、体に良い影響はありません。しかし呼吸は意識すれば変えることができます。意識して深く大きな呼吸をすることで自律神経に働きかけ、リラックスした状態を自らつくり出すことができるのです。

リラックスできる呼吸法のやり方は?

深くゆっくりとした呼吸は“腹式呼吸”です。腹式呼吸は一回の呼吸で出し入れできる空気量が、胸式呼吸のなんと3倍以上と言われています。少ない呼吸数でより多くの酸素を体内に取り入れることができるため、肺や心臓の負担が減り、血圧も安定するといったメリットがあります。呼吸法にはいくつかありますが、簡単にできる腹式呼吸のポイントを少しご紹介します。

(1)先に息を吐くことから始める
(2)吐く時は口からフーッと下腹部がへこませる感じ
(3)吸うときは鼻から、へこんだ下腹部が膨らむ感じ
(4)吸う息より吐く息が長めになるように意識する

上の4つのポイントを頭に入れて、まずは数回腹式呼吸をしてみてください。体の力が抜けて頭の中がすっきりとしてきませんか? 一回に3〜5分程度を目安に一日数回続けることで、普段無意識でしている呼吸も、深くゆっくりとしたものに変化していくと言われています。いつでもどこでも気軽にできる呼吸法で、頑張りすぎて力が入っている心と体を緩めてあげてくださいね。


writer:サプリ編集部