政治的な印象はさておき、日本を訪れる中国人観光客には日本の街並みや社会秩序に対して好印象を抱いて帰る人が少なくないようである。中国メディア・今日頭条は21日、「何が現在の日本社会を作り上げたのか」とする記事を掲載し、外国人が感嘆するほどの秩序を持つ日本社会を支えている文化的背景について説明した。(イメージ写真提供:123RF)

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 政治的な印象はさておき、日本を訪れる中国人観光客には日本の街並みや社会秩序に対して好印象を抱いて帰る人が少なくないようである。中国メディア・今日頭条は21日、「何が現在の日本社会を作り上げたのか」とする記事を掲載し、外国人が感嘆するほどの秩序を持つ日本社会を支えている文化的背景について説明した。

 記事は、日本社会を形成する背景を4つの点から解説。最初に挙げたのは「他人への思いやり」である。例として、レストランの席には荷物を置けるカゴが用意されているほか、カフェやATM、トイレなど様々な施設において「ちょっと荷物を置く場所」が用意されている点を挙げた。また、目の不自由な人のために交差点に音の出る信号機が設置されていることも紹介し、「まだまだあって、とても数え切れない」としている。

 2番目に挙げたのは「安全」だ。日本人は犯罪に対する容認度が相当低いとし、「雨傘で花壇の花を傷つけていた人が動画で撮影され、それが日本の各テレビ局で1カ月近く延々放送され続けた」という事例を示した。また、前述の「思いやり」も、社会の安心感を大きく高めていると論じた。

 3番目はゴミの分別や、靴を脱ぐ習慣に見られる「清潔さ」だ。清潔を保つ理由の1つには、他人へのリスペクトを示すこともあるとしている。そして最後に挙げたのが「秩序」。「駅では人の流れが多いにもかかわらず押し合ったり口論したりする光景が見られない。人びとは当たり前のように秩序正しい行動を心に刻み込んでおり、秩序のある行為があってこそ生活はよりスムーズになると考えているのだ」と説明した。

 記事からは、特に1番目の「思いやり」について力を入れて説明したいという気持ちが見て取れる。2番目以降の安全も清潔も秩序も、結局は「思いやり」がベースにあるのだ。自分にばかり向けられていた意識をほんのちょっとでも他人に向けることで、社会は大きく「和諧」に近づくのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)