ボルボの新たなフラッグシップモデル「90シリーズ」3台を同時発表(動画あり)

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S90/V90/V90クロスカントリーを同時にリリース

2017年2月22日、ボルボはS90/V90/V90クロスカントリーの3車種を発表。これまでラインアップされていたXC90と合わせて、ボルボのトップレンジである90シリーズのラインアップを完成させた。

この3台はS80/V70/XC70の後継モデルとなる位置づけだ。 昨年1月にデビューし、そのすべてを自社製として話題となったXC90と同様に、新世代ボルボに相応しい性能が与えられた。

世界でファンを増やし続け好調なセールスを見せるボルボだが、S90/V90/V90クロスカントリーの投入によって、プレミアム市場を席巻するドイツ勢をおびやかすことは間違いない。

都内で開かれた発表会では、ボルボカージャパン木村隆之社長が「ボルボ設計の中心は人であり、その思想は大切な人や物を守ることです。ドイツでもない、日本でもない、スウェーデン発の唯一のブランドとして高級車市場に挑みます。ボルボのこれからにますます期待ください」とその仕上がりを自信満々に語った。 エクステリアは高級感と威風堂々たるデザインが印象的だ。

ヘッドライトは最新のボルボ車に共通する、通称「トールハンマー」と呼ばれるT字型のLEDタイプで、これは北欧神話に登場するトール神(雷神)がもつハンマーがモチーフとなっている。

ちなみにグリルには往年のボルボP1800を彷彿とさせるデザインが採用されたのもファンにはたまらないポイントだろう。 インテリアはXC90と同様のスカンジナビアデザインをふんだんに盛り込んだ高級感溢れる仕上がりで、ウッドパネルなど温もりが心地いい。

iPadと同サイズの縦長のタッチスクリーン式センターディスプレイ、走行モードでデザインが変わる液晶タイプのメーターなど先進性も引き立っている。ラゲッジ&トランクにはハンズフリーアクセス機能も追加され、利便性の向上も追求された。

ボルボらしく世界初となる安全装備も用意

安全装備は最新機能を含むフル装備がスタンダード。世界初の機能として「大型動物検知機能」が加わった。これはスウェーデンで問題となっている大型動物(エルクなど)との衝突被害軽減システムとなっている。

日本においては北海道でのエゾシカとの事故が問題視されているが、ボルボカージャパンによる剥製のエゾシカを使ったテストでのシステム作動が報告されている。本国本社からのエゾシカへの対応は回答待ちのため、あくまで参考とのことだが、大型動物に対する検知機能の有効性を表すひとつの実例と言えるだろう。

また、車線維持走行を可能とする「パイロットアシスト」はバージョン2となり、XC90では前走車がある状況下に限定したものだったが、パイロットアシスト2では前走車なしでも使用可能となった。速度も大幅に引き上げられ(140辧殖茲泙如法⊆騨囘戮大きく向上しているのもうれしい。全車速対応のアダプティブクルーズコントロールとともに、運転支援は万全の備えが大きな魅力となる。

パワートレインは新世代ユニットであるドライブEと呼ばれる2リッター直列4気筒のみ。モデルによってT5(2リッター直列4気筒ターボ)、T6(2リッター直列4気筒ターボ+スーパーチャージャー)、T8(2リッター直列4気筒ターボ+スーパーチャージャー+モーターのプラグインハイブリッド)がラインアップされる。

このほか、オプションで設定されるBoWERS&Wilkinsプレミアムサウンドオーディオシステムも注目だ。ボルボ本社があるスウェーデンのイェーテボリ・コンサートホールの音響を再現したモードが用意されている。

これは同ホールでゴールデンシートと呼ばれる、もっとも音楽を楽しめる座席番号577で聞く音を再現してチューニングした、こだわりの特別モードだ。クラシックにはとくに最適な仕上がりだという。