21日、韓国・ノーカットニュースは、全米各地で起こるトランプ大統領への抗議デモに参加する米国人が、韓国で昨年から続くいわゆる「ろうそくデモ」に影響を受けていたと伝えた。写真はソウルのデモ会場となった光化門広場。

写真拡大

2017年2月21日、韓国・ノーカットニュースは、全米各地で起こるトランプ大統領への抗議デモに参加する米国人が、韓国で昨年から続くいわゆる「ろうそくデモ」に影響を受けていたと伝えた。

米国は2月20日、「大統領の日」と呼ばれる祝日を迎えた。本来は大統領をたたえる日だが、今年の米国各都市の様相は例年の祝日とは異なっていた。この日にあえて、トランプ大統領に反対の声を上げようというデモが開かれたのだ。首都ワシントンやニューヨーク、シカゴなど各地で、人々が「あなたは私たちの大統領ではない」「トランプは出て行け!」などと記したプラカードを掲げ行進した。

ノーカットニュースの記者は、子どもの手を引きベビーカーを押しながら声を上げるデモ参加者らの姿を「あまりに見慣れた」光景だと表現する。ソウル、釜山、そして光州など韓国の街々で見てきた風景がワシントンにそっくりそのまま再現されているというのだ。ホワイトハウスに向かうデモ隊の行く手を警察が阻んだり、行く先々でトランプ支持者の妨害があったり、ソウルとワシントンではその「細部」まで似通っている。

記者がデモ隊の一人に「韓国から来た」と声を掛けると、韓国のろうそくデモを報道写真などで目にしたという女性は、「韓国の人たちは私たちにもたくさんのインスピレーションを与えてくれた。皆が粘り強く街に出続ければ物事を変えられると示してくれた」と話し、韓国のデモが少なからず自分たちの行動に影響を与えていると示唆した。また反トランプデモを準備中という男性も「人々が街にあふれ出ている写真を見ながら、実は韓国をとてもうらやましく思っていた」と話し、別の女性は「決して諦めず、負けず、続けましょう!」と韓国の人々にエールを送った。

これに対し、韓国のネットユーザーも多くのコメントを寄せている。記事には「これからも続けよう」「共に頑張ろう」と米国からのエールに応える声のほか、「韓国のろうそく集会は実に偉大だ。国民の抵抗運動として世界史に記録されるだろう」「ろうそくデモを輸出しよう」「これこそ真の韓流輸出だ」「韓国の歴史の英雄として『ろうそく市民』の名が新たに刻まれる」「ろうそくデモは僕らの民主主義を10段階くらい引き上げた。この国が誇らしい」など韓国のデモ文化への自信を新たにする声が数多く寄せられている。

また一部、韓国と米国の状況を比較し「朴槿恵(パク・クネ)に比べたらトランプの方がいくらかましでしょ」「トランプとはまだ会話が成り立つだろうけど、わが国では話が通じないんだよ」「僕らは(朴大統領就任から)4年もかかったけど米国はたった1カ月。うらやましい」などとするコメントもあった。(翻訳・編集/吉金)