21日、韓国メディアによると、一般的に大学の卒業式は家族が集まって卒業を祝い、新たな出発を激励する場であるが、深刻な就職難に苦しむ今年の韓国では、少し違った“寂しい光景”がみられているという。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。資料写真。

写真拡大

2017年2月21日、韓国・SBSによると、一般的に大学の卒業式は家族が集まって卒業を祝い、新たな出発を激励する場であるが、深刻な就職難に苦しむ今年の韓国では、少し違った“寂しい光景”がみられているという。

21日に卒業式を行ったソウルのある大学の事務室には、卒業生らが受け取りに来なかった卒業証書が山積みになっている。同大学の職員は「卒業する学生は110人ほどだが、まだ50枚以上も卒業証書が残っている。友達の代わりに受け取りにきた学生もいたため、実際に卒業式に参加した学生は半分以下とみられる」と明らかにした。

このように、就職難に苦しむ韓国では、「友人の視線が気になる」「卒業を祝う雰囲気でない」「卒業した喜びより就職が決まっていない申し訳なさの方が大きい」などの理由で、卒業式に出席しない人や家族や親戚を呼ばずに1人でひっそりと出席する人が増えている。今年2月の大学卒業予定者のうち、正社員で就職が決まった人の割合は17%に過ぎないという。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「正社員での就職がたった17%?本当に深刻だ」「最近の20代30代の未来は真っ暗」「今の韓国は全てにおいて間違っているようだ」「数年前まで卒業式は華やかで楽しい雰囲気だったのに」「高校生の時は良い大学を出れば大企業に就職できると考えていたが、現実は厳しかった。何のために大学に入ったのか?と自分を責め続ける毎日」「卒業証書は事実上の失業証書だ」「やっぱりここはヘル朝鮮(地獄の韓国)。大学に行かなくても生活していける国になってほしい」などのコメントが寄せられた。

その他、「就職先はたくさんある。ただ、学生らが高望みをしているだけ」「1人に慣れていない韓国人は寂しいと感じるが、外国の卒業式ではよくみられる光景。気にすることはない」との声もみられた。(翻訳・編集/堂本)