21日、米国のゴールデングローブ賞やビルボード・ミュージック・アワードを「中国のものに」しようとする買収計画が頓挫しそうだという。写真はワンダ・グループの王健林会長。

写真拡大

2017年2月21日、中国メディア・澎湃新聞によると、米国のゴールデングローブ賞やビルボード・ミュージック・アワードを「中国のものに」しようとする買収計画が頓挫しそうだと米メディアのザ・ラップが伝えた。

「中国の不動産王」と呼ばれるアジア一の大富豪・王健林(ワン・ジエンリン)氏率いる大連万達集団(ワンダ・グループ)は、米国のテレビ制作会社ディック・クラーク・プロダクション(DCP)を10億ドル(約1130億円)で買収したことを2016年11月に発表したが、この買収が暗礁に乗り上げている。

暗礁に乗り上げた原因は、買収資金の持ち出しが困難なことと、中国の監督管理部門による許認可の問題があるという。万達集団から公式な発表はないが、消息筋は「国際的な企業合併・買収(M&A)は複雑だ。買収に問題が生じているのは確かだが、まだ失敗したわけではない」と話している。

DCPは米国の映画・テレビの「ゴールデングローブ賞」や音楽分野の「ビルボード・ミュージック・アワード」などの賞運営にかかわる権利を保有している。

そのDCPの株式を万達集団が100%取得することに、米国内では共和党議員などが懸念を示している。16年9月には、議会議員16人が中国からの投資に対する審査を強化すべきだと呼び掛けたことが、英フィナンシャル・タイムズによって報じられていた。(翻訳・編集/岡田)