前半10分、先制点を決めたFW小林悠がアシストのMF中村憲剛とハイタッチ

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[2.22 ACLグループリーグ第1節 川崎F1-1水原三星 等々力]

 新キャプテンの一発が新生フロンターレの初ゴールとなった。今季から主将に就任した川崎フロンターレのFW小林悠が前半10分に先制点。MF大島僚太の縦パスが相手に当たって浮いたボールをMF中村憲剛がダイレクトで折り返し、小林が胸で押し込んだ。

 幸先よく先制したが、その後が続かない。前半23分には不運なオウンゴールで失点。MF家長昭博やMF阿部浩之が決定機に決め切れず、前半を1-1で折り返すと、後半はチーム全体がペースダウンし、なかなかチャンスをつくれなかった。

 前半のシュートは7本だったが、後半は3本。小林は「ちょっと距離感が遠くなって、パスを受ける人数が減ったのは後半途中から感じた」と振り返る。「シーズン最初の試合だし、試合での体力は慣れていないというか、そこが影響したのかなと思う」。後半27分からはシステムも3バックに変更。終盤は立て続けに交代カードを切ったが、2点目が遠かった。

 それでも小林は前を向く。「新加入の選手とどういうサッカーができるか。キャンプはやってきたけど、本番でどれだけできるかは分からなかった。いい崩しもあったし、失点も事故みたいなもの。内容としてはポジティブな部分が多かった。これからどんどん改善していけると思う」。

 2トップを組んだ家長、右サイドハーフに入った阿部は今季の新戦力。左サイドハーフで先発した中村も「攻撃陣は2人入れ替わっているし、俺も(小林)悠もポジションが違う」と指摘する。「いつパスを出すか、いつ顔を出すか。攻撃の形はイメージを共有してすり合わせていかないといけない。意図が合ったときはゴール前まで行っているし、その回数を増やしたい」。連係面はまだまだ発展途上にある。

 中2日の25日にはJ1開幕戦の大宮戦が控える。「シーズン最初のゴールを決めることでFWとしてノッていけるし、これをJリーグにもつなげていきたい」。小林は「(ボールを)取ったときにもっと前を見てほしい。横パスではなく、前に当ててほしい。そこは話してすり合わせていけば、良くなると思う」と力説した。

(取材・文 西山紘平)


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