子どもの教育に熱心だと言われる中国だが、メディアやネット上では日本の教育を紹介する記事や文章が非常に多く、その多くが日本を手本にするべきとの論調だ。資料写真。

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子どもの教育に熱心だと言われる中国だが、メディアやネット上では日本の教育を紹介する記事や文章が非常に多く、その多くが日本を手本にするべきとの論調だ。このほど、中国のポータルサイト・今日頭条で自メディア(小メディア)・金剛牛角尖が、とある文章を紹介。ネットユーザーから反響が寄せられている。

文章は日中の教育の違いについてつづられたもので、中国から日本に行ったという友人の話を基にしている。――私の友人には息子がいて、中国にいたころに小学校のサッカーチームのゴールキーパーをしていた。その子は自分のことをレベルが高いと思っていたが、日本ではむしろレベルが低い部類だということに気付いたそうだ。理由はリフティング。周りの子はみんな数十回できるのに、その子は数回程度だった。負けず嫌いのその子は「算数なら勝てる!日本の子は2年生で足し算や引き算をやってる。簡単すぎだよ」と話した――という内容だ。

文章は、確かに日本の小学校の授業は中国の子どもにしてみれば簡単で、授業の雰囲気も厳しくないとしている。一方で、「日本の学校が勉学よりも重きを置いているのは規律やルールである」と指摘。中国とは異なり、学年の違う児童が一緒になって集団登校することや、給食もクラス全員がそろって食べることを説明し、これらを通じて「集団で行動する意識を学んでいる」と分析する。このほか、中国と比較するように、学校から保護者への配布物が多く連絡帳をやり取りすることを例に、家庭と学校の意思疎通が密であること、教師が子どもたちに対して平等に接していることなどについても触れている。

中国では長年続いた一人っ子政策や超競争社会という背景から、子どもの「学力」面での教育熱はすさまじいものがある。半面、勉強以外のことはすべて親や家族が代わりにやってしまうため、自立心がなかったり、一人で生活する能力に欠けていたりする子どもが多く、この点を問題として指摘する声も中国国内で根強い。ネットユーザーからも、「中国に教育はなく、あるのは金もうけだけ」といった厳しい声が挙がった。

また、この文章に「日本人を二度とバカにするな、日本の初等教育は中国を遥かに上回っている」というタイトルが付されていたことについて、「初等教育だけじゃなく、すべての等級の教育で完全に圧倒されてるけどね」「中国人は日本に対する嫉妬や無知から日本人をバカにするようになった。貧乏人がボンボンをバカにしたり、泥棒が聖人君子をバカにするようなものさ」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)