日本人のマナーの高さは世界でも定評がある。一方の中国人旅行客はマナーが悪いとのイメージがあり、良からぬトラブルに巻き込まれないよう、国外では日本人だと騙る中国人もいるほどだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人のマナーの高さは世界でも定評がある。一方の中国人旅行客はマナーが悪いとのイメージがあり、良からぬトラブルに巻き込まれないよう、国外では日本人だと騙(かた)る中国人もいるほどだ。

 しかし、中国人としては外国人に「誤解」されていると感じているようだ。中国メディアの捜狐は17日に掲載した記事で、「なぜ中国人は外国人に誤解されるのか」、3人の中国人大学生の考えを紹介した。

 ある中国人の大学生は、「中国人は頭は悪いが金持ちで、民度が低くてチャイナドレスを好んで着る」と思われていると残念そうに指摘した。

 例えば、日本では案内や標識に日本語、英語に加えて中国語も併記してあることが多い。しかし、観光地のトイレで使用後に水を流し、使用済みのトイレットペーパーも一緒に流すようにとの注意書きは中国語と韓国語しかないとし、複雑な思いだとした。あえて中国語で書いてくれていると喜ぶべきか、中国人の民度の低さを指摘されていると不愉快に思うべきか戸惑うのだという。この大学生は、民度が低いのは特に裕福で年齢層の高い一部の中国人に限られるのであり、すべての中国人がそうではないと訴えた。

 次いで、広州大学に通うという別の大学生は、「双方向のコミュニケーション不足」と「メディアが意図的に中国について悪く伝えること」を理由として挙げた。中国ではFacebook(フェイスブック)やInstagram(インスタグラム)などのソーシャルメディアにアクセスすることができない。中国国内では中国版のソーシャルメディアでコミュニケーションができるが、海外ユーザーとの交流ができなくなり、誤解が生じやすくなるという。

 また、外国人は主に香港や台湾のメディアを通じて中国の情報を得るが、香港や台湾のメディアは「中国の悪いところばかり」取り上げる傾向にあることも関係していると指摘。別の大学に通う中国人も、同様に「メディアの限界」を指摘した。メディアは視聴者の見たいもの、ニーズに沿おうとするため情報が偏りがちで、誤解を生みやすいと主張した。

 このように、いくつかの要因を挙げているが、日本人の民度については惜しみなく尊敬と称賛の言葉を述べており、自国の問題については客観的に認めていることが感じられる。こうした若者の意見をみると、今後の日中関係に希望を持つことができるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)