中央気象局の辛在勤局長

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(台北 22日 中央社)火山活動に詳しい専門家がこのほど、新北市北部の金山、万里地区の地下20キロ地点にマグマだまりが存在しているとする研究結果を発表した。ただ、中央気象局は辛在勤局長は21日、研究ではマグマ活動に関する説明がなく、現時点では活火山とは判断できないとの見解を示し、過度な心配はいらないと呼びかけている。

台北近郊には大屯山火山群と呼ばれる山々があり、いずれも休火山だとされている。一部メディアは20日、噴火があった場合、台北市の陽明山や士林、北投地区で大きな被害が出るほか、台湾北部の広範囲で火山灰が降る恐れがあると報じた。

辛局長は、専門家の研究はマグマだまりの存在が認められるとしただけで、その活動状況には触れられていないと指摘。最近の研究では20万年前とされていた最後の噴火が、5000年前だった可能性があることが分かり、マグマだまりはこの時のものが冷えて固まったと考えられるとした。

また、同局による観測ではマグマが上昇するなど移動の兆候は見られていないと強調。「メディアは過度な解釈をするべきではない」と不確かな情報による報道にくぎを刺した。

(陳葦庭/編集:齊藤啓介)