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ボルボ・カー・ジャパンは22日、ラインナップの最上級モデルとなるフラッグシップ・セダン「S90」、プレミアム・エステート「V90」、プレミアム・クロスオーバー「V90 Cross Country」を発売した。

今回発売された3モデルは、2016年1月に日本で発売した「XC90」に始まる「90」シリーズに加わるモデルであり、新世代プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」、自社開発の新世代パワートレーン「ドライブ・イー」を採用したほか、新世代ボルボのデザインと先進の安全・運転支援技術を搭載している。

新型「90」シリーズには、新世代のボルボデザインとして、北欧神話に登場するトール神(雷神)がもつハンマーをモチーフにしたT字型のLEDヘッドライトを採用。新しくなったアイアンマークを中央に配したエレガントなグリル、リアライトの力強い造形といったシグネチャーは、長年にわたるボルボのアイデンティティを継承している。

インテリアデザインは9インチの縦型タッチスクリーン式センターディスプレイの左右に空気噴出し口のルーバーを縦型に配し、ドライブモードの選択ボタンやセンターディスプレイ下の音量ボタンの周囲にも特徴的なローレット加工を施して高級感を醸している。最上級の「インスクリプション」と「サマム」グレードには、やわらかな質感のパーフォレーテッド・ファインナッパレザーシートや、ナチュラルな風合いを生かしたウッドパネルなどを標準装備とした。

インフォテイメントシステムは、ドライバーが直感的に操作可能な独自のシステム「センサス」を進化させており、走行中に必要な情報は、新たに設定された12.3インチ・ドライバー・ディスプレイ(メーターパネル)とヘッドアップ・ディスプレイに表示する。音声認識機能により、視線を移動することなく、ナビゲーションの目的地設定、エアコン温度調整、メディアの操作といった幅広い操作を音声で行うことも可能。「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応し、スウェーデン発の音楽配信アプリ「Spotify」を車載アプリとして搭載。オーディオシステムには世界トップクラスの「Bowers&Wilkins プレミアムサウンド・オーディオシステム」をオプション採用した。

先進安全・運転支援技術「インテリセーフ」には、2つの世界初の安全技術を含む15種類以上の機能を標準装備。世界初となるのは大型動物との衝突被害の軽減を目的とした「大型動物検知機能」と、道路逸脱事故回避を支援する機能「ランオフロード・ミティゲーション」の2つ。後者は「XC90」で発表された「ランオフロード・プロテクション(道路逸脱事故被害軽減システム)」に加えて道路逸脱事故の対策として開発され、道路からの逸脱が差し迫っていると予測された場合にのみシステムが介入し、ステアリングを自動的に操作して道路上に戻すほか、この操作で十分に対応できない場合はブレーキも作動させて減速させる。さらに、ステアリング操作を行って車線の中央を走るようサポートする運転支援機能「パイロット・アシスト」も標準装備された。

「S90」はクーペを思わせる流麗なスタイリングに快適な室内空間と高い安全性を備えたフラッグシップ・セダン。新世代パワートレーン「ドライブ・イー」は、2.0リッター4気筒直噴ターボ「T5」、2.0リッター4気筒スーパーチャージャー付き直噴ターボ「T6」エンジンを搭載し、新開発の高効率な8速ATと、「T6」には電子制御式AWDシステムを組み合わせている。価格は644万〜842万円で、500台の限定発売となる。

「V90」は快適な乗り心地と高い安全性、さまざまなライフスタイルのニーズに応える多用性を兼ね備えた新たなプレミアム・エステート。パワートレーン「ドライブ・イー」は「T5」と「T6」、プラグインハイブリットの「T8 Twin Engine」の3種類を用意した。価格は664万〜899万円。

「V90 Cross Country」は「XC70」の後を受け継ぐ新たなプレミアム・クロスオーバー。「V90」をベースとし、悪路走破性を高めるために最低地上高を55mm向上させたほか、新開発の専用サスペンションや専用エクステリアデザインを採用した。「ドライブ・イー」は「T5」と「T6」の2種類。価格は694万〜819万円となる(価格はすべて税込)。

(木下健児)