警備会社セコム、たぶん多くの人が名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。...ところで、警備会社ってどんな仕事をしてるのでしょうか?

個人的には、守衛や警備員を派遣してビルやイベントの管理をしているイメージがあります。警備システムをチェックして、異常があれば対応する。技術を活用しつつも、日常的に見かけることが多い警備員や守衛の姿が印象深く、なんとなくアナログで人的なサービスを提供している会社という印象を持っています。

ところがそんな私個人のイメージに反して、セコムは先端技術をフル活用するハイテク企業です。その実力の一端は、2016年の東京マラソンやG7伊勢志摩サミットなどの警備で実証済み。警備保障業界では最大手で、海外21カ国に展開するグローバル企業でもあります。

今回はウェブメディア「Mugendai(無限大)」の記事より、みんなが知っている会社セコムの「あまり知られていないハイテク企業っぷり」をご紹介いたします。

1. 侵入者は飛行船で発見、追跡するのは警備ドローン


170222_mugendai_2.jpg警備システムで利用される「セコム飛行船」(左)と「セコムドローン」(小型飛行監視ロボット、右)のレプリカ


たとえば、イベント会場にVIPが車で到着すると、飛行船が上空からVIPの移動を見守ります。3Dマップ(3次元の建物情報や地理情報)をもとに、移動に合わせて侵入禁止エリアを自動設定し、不審な人や車両が近付かないよう監視します。地上カメラでは見えない建物の屋上も監視できるので、監視体制はより万全に。

飛行船搭載のカメラが不審者を発見すると、映像は即刻コントロールセンターに送られ、その指示で直ちにドローンが格納庫から飛び立って現場に急行。ドローンは照明で照らした不審者を広角カメラで撮影しながら追跡し、そのデータはリアルタイムでセンターに送信されます。SF映画に登場する未来の警備システムそのものです。

イベント会場で人の混雑が発生したときにも、飛行船とドローンの組み合わせは有効に機能します。飛行船で混雑ポイントを早期に発見、ドローンや地上カメラの情報と合わせて「混雑情報」を作成し、地上スタッフの端末や来場者のスマートフォンに配信することで、混雑の解消に役立てます。


2. ドローンは自ら厳しい安全基準を作って自社開発


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セコムは国内外で市販されているドローンの安全性に疑問を持ち、2015年の改正航空法施行の3年以上前から厳しい安全基準を自ら設定し、「警備業務において安全なドローン」の開発をスタート。当時市販されていたドローンは、プロペラがむき出しでケガをする心配があったり、墜落して電池から火が出たりと、安全上の問題点があると考えたためです。

セコム製ドローンのサイズは縦横57cm、重さは約2kg、時速50kmで飛行時間は約10分。自分の位置を知るためのGPS、ジャイロセンサー、高度センサー、方位センサー、加速度センサーや、撮影するための広角レンズカメラ、白色LED照明などを装備しています。

建物の外周に設置されているレーザーセンサーや監視カメラ、飛行船などが不審者を見つけると、ドローンは格納庫から自立飛行で急行。不審者が車の場合は、車両ナンバーを前後方向からしっかり撮影し、人間の場合は服装や特徴を捉えます。不審者や不審車両が敷地から逃走すれば、逃げた方向を記録してから充電ポートに帰還します。


3. AIやビッグデータをセキュリティ事業に活用


セキュリティ事業がその根幹にあるセコムでは、全国218万件の物件に警備システムを設置。警備システムは通信回線を介してコントロールセンターにつながっており、何か異常があればセンターから各地の緊急発進拠点に連絡が行き、警備員が駆けつけるという仕組みです。まさしく警備業といった感じですが、「物件の内部で起きていることが相当分かる」そうで、セコムでは巨大なシステムから得られたデータを「顧客のニーズに合わせたサービスやコンサルティング」に活用しているとのこと。

続きはこちらで詳しく紹介されておりますのでぜひご覧ください。


飛行船、ドローン、地上システムが連携して社会を見守る ――最新テクノロジーを駆使したセコムの新しい防犯・防災サービスとは | Mugendai(無限大)

(ライフハッカー[日本版]編集部)