仏南部カステルノドザンで、フォアグラ生産のために飼育されているアヒル(2017年1月17日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランス政府は21日、鳥インフルエンザの流行を受け、フォアグラ生産が盛んな同国南西部でアヒル36万羽の殺処分を命じた。

 この殺処分により、仏国内のフォアグラ生産量の4分の1を占めるランド(Landes)県での生産が事実上停止されることになる。フォアグラはアヒルやガチョウに無理やり餌を食べさせ、肝臓を肥大させて作る食材で、その生産方法には批判の声も多い。

 ステファヌ・ルフォル(Stephane Le Foll)農相によると、殺処分は「向こう15日以内に」実施される。ルフォル農相は先に、殺処分の対象は60万羽としていたが、説明がされないまま、対象の数は36万羽に縮小された。残りの24万羽は「フォアグラ生産に利用される」という。

 同国のフォアグラ生産業界は、殺処分により2億7000万ユーロ(約320億円)の損失を見込んでいる。

 政府はアヒル農家への補償を約束したが、同様に鳥インフルが流行した2015年には十分な補償が受けられなかったと不満の声を上げた農家もいた。生産業者らは同年の鳥インフル流行で5億ユーロ(約600億円)の損害を被ったとされている。
【翻訳編集】AFPBB News