19日、中国江蘇省揚州市宝応県で、14歳の少女が26階立てのマンションから転落死する悲劇が発生した。周辺住民からは「第2子の出産が原因」との声も聞かれている。資料写真。

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2017年2月19日午後9時過ぎ(現地時間)、中国・江蘇省揚州市宝応県で、14歳の少女が26階立てのマンションから転落死する悲劇が発生した。周辺住民からは「第2子の出産が原因」との声も聞かれている。中国の各メディアが伝えた。

少女は同マンションの住人ではなく、当日の昼ごろから行方が分からなくなり、母親あてに「探さないで、もう(親子の)関係はないから」とのメッセージが届いていたという。その後通報を受けた警察が少女の行方を探していた。少女の転落について周辺住民からは、「第2子の誕生で自分が軽視されたと思い衝動的に飛び降りたのだろう」「学業や生活上のストレスかもしれない」と臆測する声が聞かれており、中国メディアもこうした切り口で報じている。

中国では2015年10月に「一人っ子政策」が完全廃止となって以来、第2子の出産を考える人が増えたが、その壁の一つとして立ちはだかったのが周りの愛情を一身に受け育った「小皇帝」と呼ばれる長男や長女の存在だ。

山東省の小学校では7〜8人の4年生の児童が「連盟」を結成して弟や妹の誕生に反対。広東省では、弟の世話で両親が自分を構う時間がなくなり冷たくされたと感じて家出する12歳の少女や、弟や妹の存在がストレスとなり体の不調を訴える児童まで現れた。さらに、子どもの猛反対を受け中絶手術を受けるケースも少なくない。

今回の原因や転落した場所などについてさまざまな憶測が飛び交っているが、警察は「原因などの詳細は分かっていない」とし調べを進めている。(翻訳・編集/内山)