中国ではかつて日本メーカーの製品を所有することが「羨望の対象」だった時代がある。例えば、1978年の改革開放直後の中国はまだ貧しく、当時の中国人消費者にとっては日本製品は高嶺の花だったものの、松下電器産業(現パナソニック)やソニーなどの製品は憧れの対象だったという。(イメージ写真提供:(C)Alex Ionas−Salagean/123RF)

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 中国ではかつて日本メーカーの製品を所有することが「羨望の対象」だった時代がある。例えば、1978年の改革開放直後の中国はまだ貧しく、当時の中国人消費者にとっては日本製品は高嶺の花だったものの、松下電器産業(現パナソニック)やソニーなどの製品は憧れの対象だったという。

 中国メディアの今日頭条は21日、中国人消費者がかつて「恋い焦がれた」日本メーカーの製品は今、中国市場で見かけなくなっていると伝え、かつて恋い焦がれた製品について紹介する記事を掲載した。

 記事は、「20年前の中国人にとって、日本メーカーの製品は特別なものだった」と紹介、例えばソニーのるポータブルオーディオプレイヤー「Walkman(ウォークマン)」やゲーム機「PlayStation(プレイステーション)」、ソニー・エリクソンの携帯電話は多くの中国人消費者が「欲しい」と思った製品だと紹介した。

 また、「1980年代の中ごろにシャープのラジカセを所有していれば、それは他人に自慢できることだった」としながらも、現在のシャープは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入ってしまったと指摘。そのほか、当時の「ナショナル(現パナソニック)」ブランドのテレビやサンヨーのラジオカセットレコーダーや洗濯機も昔は中国人にとっての憧れだったと紹介した。

 一方で記事は、現在の中国市場において日本メーカーの製品は羨望の対象として見られることはなくなったと主張。むしろ、中国はアジアにおけるハイテク製品の輸出シェアで日本を抜くほどになったと指摘し、日本がハイテク製品の輸出においてアジアを牽引していた時代を終わらせたのは中国であると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Alex Ionas-Salagean/123RF)