SUVの新型XC90をボルボの新世代モデルと位置づけると、それに続くのがセダンのS90、ステーションワゴンのV90、V90派生のV90クロスカントリーの3モデルです

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2月22日に日本で発表されたS90/V90は、高級サルーン(ワゴン)を再定義するという想いが込められた力作。XC90と同様に「SPA(SCALABLE PRODUCT ARCHITECTURE)」という新プラットフォームをはじめ、「Drive-E」と呼ぶ自社製パワートレーン、そして新しいデザインが採用されています。

 

「SPA」の特徴のひとつとして、デザインの自由度が高い点が上げられています。XC90と同様にモダンでスタイリッシュな内・外装が目を惹くS90/V90は、ボルボ・デザインの新世代化がさらに進んでいることを強く感じさせます。

S90のボディサイズは、全長4965×全幅1880×全高1445mm、ホイールベースは2940mm。V90は全長4935×全幅1880×全高1475mm、ホイールベースは同値。ワゴンの方が30mm短く、全高は30mm高くなっています。

ライバルと比べると、メルセデス・ベンツEクラスのセダンは、全長4930×全幅1850×全高1455mm、ホイールベースは2940mm。新型にスイッチしたばかりのBMW5シリーズ(セダン)は、全長4945×全幅1870×全高1480mm、ホイールベースは2975mm。アウディA6が全長4945×全幅1875×全高1465mm、ホイールベースは2910mm。

 

ドイツプレミアム御三家よりも全長が20〜35mm長く、全幅も5〜30mmワイドになっていて、全高はEクラスとともに最も低くなっています。実車を目の当たりにすると大きく見えるのは、やはり全長の差、そしてデザインがそうさせるのかもしれません。また、ボルボが主張するようにFF(もしくはAWD)には見えず、FR高級サルーン(ワゴン)的なフォルムに見えます。

搭載されるパワートレーン、駆動方式はXC90と共通で、2.0Lガソリンターボ+8ATの「T5(FF/AWD)」、2.0Lガソリンターボ+スーパーチャージャー+8ATの「T6/AWD」、プラグインハイブリッドの2.0Lガソリンターボ+スーパーチャージャー+8ATにリヤモーターを組み合わせた「T8/AWD」を設定。

 

安全装備の充実ぶりはボルボの魅力ですが、S90/V90ではさらに強化されています。XC90で採用された世界初のインターセクションサポート(右折時対向車検知機能)やS90の大型動物検知機能(夜間含む)などの新「City Safety」を搭載し、XC90を含めた4つの世界初を含む15の先進安全装備が用意されています。

 

ほかにも、部分自動運転機能として、いわゆる「レベル2」に相当するドライバーサポート機能も搭載されています。こちらは改めて別の記事でご紹介する予定ですが、安全装備とともにこちらも全車に標準装備。

気になる価格は「S90 T5 FWD Momentum」が644万円、「S90 T6 AWD R-Design」が749万円、「S90 T6 AWD Inscription」が842万円。「V90 T5 FWD Momentum」が664万円、「V90 T6 AWD R-Design」が769万円、「V90 T6 AWD Inscription」が799万円、「V90 T8 Twin Engine AWD Inscription」が899万円です。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

XC90に次ぐ新たなボルボのフラッグシップ、S90/V90/V90クロスカントリーがデビュー!(http://clicccar.com/2017/02/22/447750/)