警察庁によれば、2016年における日本の交通事故死者数は前年比5.2%減の3904人だった。4000人を下回ったのは67年ぶりのことだ。中国メディアの東方頭条はこのほど、日本の路上には「秩序がある」と伝え、日本の交通事故死者数や人口あたりの交通事故死者数の割合が少ない背景について考察する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 警察庁によれば、2016年における日本の交通事故死者数は前年比5.2%減の3904人だった。4000人を下回ったのは67年ぶりのことだ。中国メディアの東方頭条はこのほど、日本の路上には「秩序がある」と伝え、日本の交通事故死者数や人口あたりの交通事故死者数の割合が少ない背景について考察する記事を掲載した。

 記事は、日本の路上に「秩序がある」のは、それなりの工夫やルールがあるためであるとし、その1つは「自転車の無灯火運転に対する罰則」を挙げた。夜間に自転車を無灯火で運転すると、自動車は自転車の存在が把握しにくいため事故の危険性が高まるが、「日本は自転車に対する交通ルールを中国より厳しく設定している」と紹介し、無灯火運転のほか、ブレーキのない自転車に対しても罰則が設けられていると指摘した。

 また、日本では自動車の運転において、さまざまな場面で「一時停止」が義務付けられており、日本のドライバーもそれを遵守していると指摘。中国でも当然、交差点などでは一時停止のうえで確認が義務付けられているが、「ちゃんと停止して確認している中国人ドライバーがどれだけいるだろうか」と疑問を投げかけた。

 さらに記事は、日本では歩行者も交通ルールを守っていると伝え、これも日本の交通事故死者数の減少に寄与していると紹介。日本では歩行者が好き勝手に道路を横断するようなことはなく、誰もが横断歩道の信号を守って道路を渡ると紹介。また、学校では子どもたちに対して安全教育を行っており、子どもたちも横断歩道をルールに則って渡ることができるのだと紹介した。

 中国では近年、自動車の保有台数が急激に増えるに伴い、交通事故による死者数も増えている。一部報道によれば、14年の中国の交通事故死者数は何と20万人を超えたという。記事は日本の路上には「秩序がある」と伝えているが、中国の路上には「秩序がない」のは確かだ。無理な割り込みや追い越し、速度超過など、荒い運転をするドライバーは少なくない。中国が自動車事故によって死亡する人を減らすためには、ドライバーに交通ルールの遵守を徹底させる制度が必要だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)