21日、中国メディアの東南網が、日本では胃がんの5年生存率が非常に高い理由について分析する記事を掲載した。資料写真。

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2017年2月21日、中国メディアの東南網が、日本では胃がんの5年生存率が非常に高い理由について分析する記事を掲載した。

記事は、胃がん問題は世界の難題であり、各国は5年生存率をなかなか伸ばせないでいると指摘。米国や中国が20%前後であるのに対し、日本は80%と非常に高いと紹介した。

その理由について記事は、日本では「発見が早いほど治療しやすい」とのスローガンのもと、早期発見に努めていることにあると分析。実際、胃がんの発病率と死亡率の比率では米国が53%であるのに対し日本は42%で大きな差はないと指摘した。

そのため、5年生存率80%という数字は、検査で早期発見するため初期患者は進行も遅く生存率が高くなることや、全国的にがん検査を行う日本では、若いうちに発見できるため身体の状況も良く化学療法にも耐えられるので徹底して治療できること、胃ガンの定義が米国と異なり、同じ胃病でも米国ではがんではないのに日本ではがんと診断されることも関係していると論じた。

しかし、中国ではこうした日本の方法が通用しないと記事は指摘。日本には武士道精神があり、自分ががんであると知らされることを恐れないものの、中国の患者は「ガラスのハート」のようであり、がんと直接向き合うことができず、がんであることを隠して治療するケースが多いため、国情が異なるとした。

また、日本では胃がんによる死亡率が60年間減少し続けていることを伝え、その理由についても分析。記事によれば、70年代から冷蔵庫が普及したことで食品の細菌増殖を抑えることができるようになったこと、塩分摂取量を少なくするよう努力していること、2013年から、ピロリ菌感染による慢性胃炎に対するピロリ菌除菌が保険適用になったことが関係しているという。

結論として記事は、日本のがん検査、冷蔵庫の使用、塩分を減らすこと、ピロリ菌除去などは、実際的な方法で個人でもできることだと指摘。個人の意識を高めることの必要性を訴えた。(翻訳・編集/山中)