21日、大韓航空の旅客機が、機体トラブルにより2日連続で航空機を搭乗口まで戻す「ランプリターン」を行い、乗客らが不便を強いられていたと複数の現地メディアが報じた。

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2017年2月21日、大韓航空の旅客機が、機体トラブルにより2日連続で航空機を搭乗口まで戻す「ランプリターン」を行い、乗客らが不便を強いられていたと複数の現地メディアが報じた。

同社の「リターン」といえば、14年に趙顕娥(チョ・ヒョナ)前副社長が客室乗務員のナッツの出し方に激怒し、離陸直前の飛行機を引き返させた「ナッツリターン事件」が記憶に新しい。

20日、乗客385人を乗せソウル仁川(インチョン)からタイ・バンコクに向かう予定だった大韓航空651便は、離陸の準備過程でランディングギアセンサーと呼ばれる部分に問題が発覚し、出発予定時刻の午後5時15分から7時間ほど遅れて出発した。

翌21日には、乗客267人を乗せた仁川発中国・上海行きの893便でもエンジン始動系統で欠陥が発覚しランプリターン、 同一機種の代替便により航空機は予定時刻より5時間30分ほど遅れた午後2時ごろ上海へ向け飛び立った。

同社は、系列の格安国空会社(LCC)ジンエアー機が今月8日に機体異常で搭乗口に引き返したトラブルを機に韓国国土交通部による集中的な点検を受けていた。今回の相次ぐトラブルを受け、同部はさらに点検レベルを高める方針という。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「異常があれば当然引き返すべき。そのまま離陸して何かあってからじゃ取り返しがつかない」「離陸前にリターンして本当に良かった。離陸後に問題が発覚したら大惨事の可能性もあった」「こういう不便なら全然OK」と今回のリターン措置の正当性を認めるコメントや、「これを機にきちんとした点検を常時やるべき」「点検、点検、また点検!今は不便かもしれないけど、数百人の尊い命を失うよりまし」「安全が一番重要。でも機体トラブルでリターンする航空会社よりは機体トラブル自体があまり起こらない航空会社の方が信頼できる」と安全第一を訴えるコメントなどが多く寄せられている。

一方で、「リターンには問題ないけど、責任者が乗客に対して十分に説明する必要があったと思う」「問題は6時間もの間、不安に震えていた乗客に何の説明もなく待機させたこと」と会社側の対応を非難するコメントや、「航空会社もしっかり案内すべきだけど、乗客も欠陥による遅延を航空会社に押しつけて補償を要求するのはやめよう」と乗客の対応に言及するコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)