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老いの工学研究所はこのほど、「高齢期への備えに関する調査」の結果を明らかにした。同調査は1月25日〜2月10日、41歳〜86歳の男女246名を対象に郵送・インターネットで実施したもの。

高齢期に心配なこと、恐れを感じるものについて尋ねたところ、65歳以上の1位は「身体能力の衰え」(72%)、2位は「認知症」(66%)、3位は「家の周辺環境」(53%)だった。65歳未満の場合、最も多い回答は「身体能力の衰え」(83%)で、次いで「親の世話や介護」(64%)、「認知症」(63%)が続いた。

「やることがない状況」「孤独や寂しさ」を挙げた人は、65歳以上の場合は2割程度だった。一方、65歳未満では約半数に上っている。高齢期について、65歳未満の世代は実際よりも「孤独で寂しく、暇を持て余す」といったネガティブなイメージを強く持っていることがわかった。

「蓄えの少なさ」「年金の受給額」を心配なこと、恐れを感じるものに挙げた割合も、65歳以上の場合は2割程度であるのに対し、65歳未満は4割以上とおよそ倍の開きがあった。

高齢期の備えとして重要だと思うことを聞くと、65歳以上・65歳未満とも「子供に心配をかけない環境で暮らすこと」「老後に必要な資金を確保すること」は9割を超えた。

高齢期の備えとして重要だと思うことは十分な状態であるか尋ねたところ、65歳以上の57%が「老後に必要な資金を確保すること」、50%が「友人との交流。趣味や楽しみを持つこと」、49%が「資産を相続しやすい形にすること」と答えた。

一方、65歳未満は41%が「一人でも自立生活ができるようにすること」、39%が「友人との交流。趣味や楽しみを持つこと」、35%が「仕事や地域などで役割や居場所を持つこと」と答えている。

「重要だ」から「十分だ」を引いた「重要なのに対応できていない」人の割合をみたところ、「老後に必要な資金を確保すること」が65歳未満で82%となり、65歳以上の34%を大きく上回った。

65歳以上が、「重要なのに、対応できていない」と思っている項目は、「子供に心配をかけない環境で暮らす」(58%)が最も多かった。次いで「一人でも自立生活ができる」(46%)、「死・葬儀・墓に関する意向を伝える」(45%)となっている。

(フォルサ)