技術の発展に犠牲はつきものでーす。

Tesla(テスラ)も開発を進める「自動運転技術」。スイスイっと自動で車両が移動する様はまさに未来ですが、先日の電気自動車レースの「フォーミュラE」のサブレースとして行なわれた、初の自動運転カーレース「Roborace」では、1台がクラッシュするという残念な結果に終わってしまいました。

自動運転技術の限界をテストするためにスタートしたこのRoboraceですが、Electrekによると、レースは2台の同じ「Devbots」という自動運転車で行なわれました。そしてクラッシュしたのはそのうちの1台。

Devbotsという車両は2世代目のモデルで、1世代目の「The Robocar」はハリウッドで映画『トロン: レガシー』『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』などの特殊効果などを手がけたダニエル・サイモン氏がデザインしました。そしてDevbotsは、自動運転でも人でもコントロールできるという、柔軟な設計へと進化していたのです。


Roborace クラッシュ

ファンがデザインした自動運転レースカーのコンセプトデザイン


今回のレースに出場した車両は、時速115マイル(約時速185km)という、自動運転レースにしてはなかなかな高速なものでした。そして出場していた片方の「Devbot 2」はコーナーで壁に激突。それまでは、うまくコントロールされていたのですけどね…。なお、出場していたもう1台の「Devbot 1」は最後までレースを走りきりました。その様子は下の動画からも垣間見れます。




なお、Roboraceに出場した2台のDevbotはハードウェア的にはまったく一緒。ソフトウェアの開発により、その差が現れます。また車両はテストコースをぐるぐる周るだけでなく、下のツイートのように障害物をきちんとかわすことができるのか、といったシチュエーションも起きました。




Roboraceが商業化できるのかどうかは、まだまだ不明瞭。もちろん「人が乗らないレースなんて…」という見方をする人もいます。しかし、たとえクラッシュが起きても、誰も怪我をしない点はRoboraceが普通のレースに勝っているといえそうです。

下は、無念にもリタイアしたDevbot 2の姿。ま、これからですよ、これから。





・フォーミュラEが世界初の自動運転車レース「Roborace」開催を宣言!
・未来すぎ…。Teslaの完全自動運転の技術デモ動画が公開

image: Electrek
source: Electrek

Rhett Jones - Gizmodo US[原文]
(塚本直樹)