ポーター・ロビンソンとマデオンのジョイント・ライヴ<シェルター・ライヴ・ツアー> Photo by Masanori

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新世代のエレクトロニック・シーンを牽引するポーター・ロビンソン&マデオンが、コラボレーション楽曲「シェルター」、そして同曲を収録した豪華日本独自パッケージ『シェルター:コンプリート・エディション』を引っ提げ、21日にZepp DiverCityで一夜限りの来日公演<シェルター・ライヴ・ツアー>を開催した。

イントロから大歓声に迎えられ、ポーターとマデオンの二人がステージに登場すると、1曲目の「Shelter」でいきなりのクライマックス。ポーターとマデオンの二人もマイクに向かって歌い、オーディエンスからも大合唱が巻き起こる。二人のパフォーマンスはDJスタイルではなく、キーボードやシンセパッドなど様々な楽器を巧みに演奏しながら歌うライヴスタイル。セットリストには「Sad Machine」や「Flicker」、「Finale」や「Imperium」など二人の楽曲が並び、そこに様々な曲をマッシュアップしていく展開だ。ときに身体中が震えるような重低音のビートが鳴り響き、ときにピアノと歌だけのシンプルな演奏になる。めまぐるしく曲調が移り変わる。

背後には計3面の巨大なヴィジョンが置かれ、アニメーション絵柄のキャラクターや幾何学的な模様などがリズムと完璧に同期した形で映し出される。二人の横にはLEDとフラッシュライトが積み上げられ、照明もあわせた光の演出が繰り広げられる。サウンドとヴィジュアルが完璧にリンクしたステージだ。

「日本のみんな、本当に愛してるよ!」そうポーターが叫び、「Divinity」では銀テープが舞い、ピンク色の照明にフロアが包まれる。終盤は「僕が一番好きなマデオンの曲だ」という「Beings」、そして「Pixel Empire」「Fellow Feeling」と続ける。ドラマティックなメロディ、ファンタジックで幻想的な映像で、大きな多幸感に包まれる。そしてラストは「Goodbye To A World」。背後のビジョンに歌詞が映し出される。最初に置かれた「Shelter」も対応し、このステージ全体にストーリー性があったこと、そこで描いた物語の背景にどこか黙示録的な“終末”のイメージがあったことを示して本編は終了した。

アンコールは再びの「Shelter」。ステージに現れた二人はオーディエンスに手を振ると、中央に設けられたキーボードとマイクへ向かい、ポーターの弾くシンセに乗せてマデオンが歌い上げる。「最高だ、ありがとう!」。二人は肩を組み、そうオーディエンスに呼びかけて、ステージを降りた。とてもエモーショナルな、胸を揺さぶるようなステージとなった。