21日、韓国・テレビ朝鮮によると、かつて北朝鮮の実力者として君臨していた北朝鮮の秘密警察・国家安全保衛部の金元弘部長が先月解任され、同部幹部が相次いで処刑されていたことが分かった。写真は北朝鮮。

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2017年2月21日、韓国・テレビ朝鮮によると、かつて北朝鮮の実力者として君臨していた北朝鮮の秘密警察・国家安全保衛部の金元弘(キム・ウォンホン)部長が先月解任され、同部幹部が相次いで処刑されていたことが分かった。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長への報告なしに、金正男(キム・ジョンナム)氏と電話で通話したことが原因という。

韓国政府関係者によると、北朝鮮と海外の通信盗聴を担当する朝鮮人民軍偵察総局が、金元弘部長が組織指導部への報告なしに正男氏と電話で話をしたことをつかみ、両者の通話履歴を組織指導部に報告した。それを見た金委員長が激怒して、金元弘部長の解任を指示したと伝えられている。金元部長と正男氏の具体的な会話内容は分かっていない。

このほどマレーシアで起こった正男氏殺害事件の背景はいまだ明らかになっていないが、テレビ朝鮮は、「正男氏と接触した人物が新たに発覚した場合、(北朝鮮で)強力な粛清の風が吹く可能性がある」と伝えている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「トップが電話をしただけで幹部が処刑されるって…」「北朝鮮は地獄だ」「すべての会話が盗聴されているんだろう」など、北朝鮮の現状を憂える声が多く寄せられるとともに、「これが金正男氏暗殺の理由だな」とする声もあった。

また、「こんな国を称賛する人間がいるとは」「こんなことをする北朝鮮を支持する政治家は排除しなければならない」「これでも北朝鮮と対話して、協力しようと考えている政治家がいる」など、韓国内の親北勢力に対する批判の声もあった。(翻訳・編集/三田)