17日、ドイツ・ボンでのG20外相会議に出席していた岸田文雄外相と中国の王毅外相が非公式会談を行った。中国メディア・環球網は20日、昨年8月23日以来約半年ぶりの会談となったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 17日、ドイツ・ボンでのG20外相会議に出席していた岸田文雄外相と中国の王毅外相が非公式会談を行った。中国メディア・環球網は20日、昨年8月23日以来約半年ぶりの会談となったと報じた。

 記事は、会談について英BBCが「『日本は重要でナイーブな問題に対してネガティブな措置を取っている』と王外相が批判した」と報じたことを紹介。「日本は近ごろ日中関係についてどれほどネガティブな姿勢を取ってきただろうか」として、日中関係の進展に影響する問題について列挙している。

 記事が示したのは、中国脅威論、TPP問題、日本大使館による英シンクタンクへの金銭支払い疑惑、トランプ米大統領への日本政府の接近、アパホテルグループの問題、台湾の問題だ。TPPでは安倍晋三首相が「米国のTPP不参加を中国が喜んで見ている」と発言したとし、台湾問題では「自衛隊が1月に、中国による台湾進攻を想定した演習を行った。赤裸々な内政干渉である」と主張した。

 そのうえで「本当に枚挙にいとまがない。日本人は心の底から、東アジアにおいて両雄は並び立たず、特に中国の台頭を許さないと考えている。日本が全力で中国に対抗していることが種々の証拠から示されている」と評論。「抗日戦争勝利から70年あまりが経過し、日本政府は意図的に侵略の歴史を美化しようとしている。われわれにできることはもっと多いはずだ」と締めくくっている。

 時代の変化とともに世界情勢も変化する。経済成長を遂げて大国化した中国との関係にも変化が生じるのは決して不自然なことではない。新しい時代にマッチした両国の関係、東アジアや世界の関係に対する模索は、今後もしばらく続きそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)