19日に札幌ドームで行われた冬季アジア大会の開会式では、各国の選手が一堂に会するとともに、文化的要素を盛り込んだパフォーマンスが繰り広げられた。中国メディア・今日頭条は20日「アジア大会の開会式が、田舎のファッションショーのようだった」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 19日に札幌ドームで行われた冬季アジア大会の開会式では、各国の選手が一堂に会するとともに、文化的要素を盛り込んだパフォーマンスが繰り広げられた。中国メディア・今日頭条は20日、「アジア大会の開会式が、田舎のファッションショーのようだった」とする記事を掲載した。

 記事は、開会式を取材した中国人が知り合い宛てに「本当に気まずい思いをした。どこがアジア大会なのか。まるで田舎のアパレル工場の展示販売会のようだった」、「自分に学がないから素晴らしさが分からないのかと思ったのだが、周囲の日本人観客も呆然としていたのを見て、自分が正しいのだと気付いた」とメッセージを送ったと紹介した。

 そのうえで、開会式の問題点について解説。まず、選手団が登場する場所がファッションショーのキャットウォークのようなステージだった点を挙げ「ファッション性を出そうとしたのだが、なにしろ選手たちは歩き方を知らない素人。まるで田舎のアパレル工場の発表会みたいになってしまった」とした。そして、札幌をテーマにしたパフォーマンスについて「札幌の文化を知らない外国人に、自分は無知だと感じさせつつ、演出を楽しんだふりをさせるもの」、「他の国や民族の人が聞いて分かるようなスタイルで現地の文化をPRすることなく、現代のスポーツイベントとの接点も探しだすことなく、現代社会からかい離したものを単純に見せても、外国人はおろか、若い人や北海道以外の日本人には理解できない」と論じ、一部の日本人からも不満が出ていたと伝えた。

 記事は一方で「もちろん、今大会でわれわれが学ぶべき点もある。特に、45年前の五輪の施設を数多く再利用していること、現地市民の大会に対する積極性、情熱の高さは素晴らしい」と紹介している。

 記事を読んだ中国ネットユーザーのコメントを見る限り、記事の視点が必ずしも中国人の総意ということではないようで「普通によかった」という意見も見られた。また、中国での国際スポーツイベントの開会式も同様ではないか、との声もあった。感じ方は人それぞれだが、アジア大会や五輪の本分はあくまで競技にあることを忘れてはいけない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)