■今年の四国アイランドリーグからは目が離せない

 四国アイランドリーグの高知へ元メジャーリーガーのマニー・ラミレス外野手(44)が入団することが決まった。米大リーグでは歴代15位となるホームラン数555本という実績を持ち、2000年には8年総額で約179億円という超大型契約をレッドソックスと結んだラミレス。四国アイランドリーグでの年収は300万円くらいなのではないかと予想される。

■ラミレスの方から売り込みがあった

 驚くべきはこのオファーについてである。高知が「来てくれ」と頭を下げたのではなくなんとラミレスの方から「売り込み」があったとのこと。収入面よりも「野球をプレーしたい」という思いあっての提案だ。この提案を、高知の梶田宙(ひろし)社長が受け入れた。

■申し分ない実績を持つラミレスだが

 44歳になるラミレスの実績は申し分ない。ドミニカ共和国出身のスラッガーはメジャーリーグで2,574本のヒットを量産し、555本の本塁打を記録した超一流のスラッガーである。そんなラミレスが「年俸は度外視で球団に入れてくれ」と言って来たら断る術はないだろう。サッカーでいったら10年後にルーニーがJ3にひょこっとやってきて「入団させてくれ」と言っているようなものである。

 とはいえ不安材料がないわけではない。ラミレスは過去にドーピング検査で陽性反応が出たため出場停止処分を受けているのだ。若手が多く在籍する四国アイランドリーグにとって悪影響がゼロであるという保証はない。

 しかしメリットが多いと考える方が妥当だろう。目の前で元大リーグの首位打者であり本塁打王のラミレスを見たら刺激を受けないわけがない。かつての力はないものの周りに対する影響は計り知れないものがあると予想される。

■2015年に同リーグに加入した藤川球児以上か

 四国アイランドリーグは2015年にも藤川球児を受け入れ話題となった。しかし今回はその時の注目度を上回るだろう。もしかしたら世界的にも注目を浴びる可能性すら出てくる。

 ファンはもちろんのこと、プロ野球関係者、さらにはアメリカのマイナーリーグ関係者すら今年の四国アイランドリーグから目が離せない。

■ラミレスの野望

 彼がどれほど先を見据えているのかは分からない。四国アイランドリーグに留まるのかもしれないし、虎視眈々と日本のプロ野球すら見据えているのかもしれない。四国アイランドリーグとは別にラミレスの動向にも注目していきたいところだ。