(株)フォード広島(TSR企業コード:740243373、法人番号:4240001010193、広島市南区大州4−10−11、設立昭和57年7月、資本金5000万円、代表清算人:久保正春氏)は2月3日、広島地裁から特別清算開始決定を受けた。
 負債総額は推定8億円。

 米国自動車メーカーのフォードモーターがマツダへ資本参加したことを契機に、フォード車の販売チャンネルとして「オートラマ」が立ち上げられたのを受け、昭和57年7月、オートラマの地域販社である(株)オートラマ広島としてマツダ車の販社2社との共同出資で設立された。店舗展開を進め、平成4年10月期の売上高は約26億8700万円を計上、6年5月に(株)フォード広島に商号変更しフォード車専門ディーラーとなっていた。
 しかし、景況悪化とともに他メーカーとの競合は激化、販売台数は落ち込み、15年10月期には売上高10億円台を割り込んでいた。その後も環境は改善せず、18年10月期以降は売上高が10億円に達することはなく、赤字計上が続き多額の債務超過となっていた。27年10月期にはマスタング、クーガ、フォーカス、エクスプローラーの4車種が投入されたが売上高は5億7099万円に低迷。同期は、実質休眠状態となっていた自動車リースおよびレンタカー業を行う当社100%出資の(株)メイプル広島(TSR企業コード:740351079、広島市南区)の整理に伴う特別損失計上もあって、8181万円の赤字を計上し債務超過額はさらに膨らんでいた。
 28年1月、フォードジャパンが日本国内の事業撤退を表明し、国内の直営および独立系ディーラーとの契約を終了させたことから店舗を閉鎖、同年10月31日に株主総会の決議で解散していた。