米ニューヨークで記者会見を開いたマイロ・ヤノポロス氏(2017年2月21日撮影)。

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【AFP=時事】米国の右派系ニュースサイト「ブライトバート・ニュース(Breitbart News)」の編集者マイロ・ヤノポロス(Milo Yiannopoulos)氏(33)が21日、ニューヨーク(New York)で記者会見を開き、辞職したことを明らかにした。同氏をめぐっては先週末、小児性愛を容認するような発言を含む動画が流出し、非難が殺到していた。

 ツイッター(Twitter)上に流出した動画の中でヤノポロス氏は、ラジオ番組の司会者に「あなたは小児性愛の意味をはき違えている」と指摘した上で「小児性愛は、性的に成熟した13歳に性的魅力を感じることではない。思春期さえ迎えていない子どもへの執着だ」と語っている。13歳の子どもとの性行為を擁護しているととられかねない発言だ。

 この問題を受けてヤノポロス氏は書籍の出版契約や講演計画が白紙になっていた。

 英国出身のヤノポロス氏は人種差別や女性嫌悪の性向があると批判されているが、本人は「ポリティカルコレクトネス(PC、政治的妥当性)」を度外視した同性愛者の権利擁護者とのイメージを打ち出している。

 過激な論調を掲げる白人ナショナリストらを中心とし、ブライトバート・ニュースを牙城とする右派勢力「オルト・ライト」(オルタナ右翼)の主導者と目されることも多いものの、実際はオルト・ライトからは距離を置いている。オルト・ライトはドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領を支持する層の一つとされる。

 今回の問題を受けてヤノポロス氏は声明を出し、自身も児童虐待の被害に遭っていたと告白。被害者の立場から、このテーマでなら何を言っても構わないという気になり、他の犠牲者への配慮不足や小児性愛の「擁護」と受け止められてしまった恐れがあると認めた。その上で「深く反省している」と記した。

 ヤノポロス氏が物議を醸したのはこれが初めてではない。昨年7月にアフリカ系米国人女優に対するインターネット上での誹謗(ひぼう)中傷を扇動したとしてツイッターの利用を禁止された他、今月は講演のため訪れた大学で同氏に対する抗議が暴力行為に発展する騒動にも見舞われていた。

【翻訳編集】AFPBB News