21日、米国の有力外交専門誌ナショナル・インタレストはこのほど「中国はなぜ米国の空母を恐れ、そしてそれを沈めようとしているのか」と題する記事を掲載した。写真は米空母カール・ヴィンソン。

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2017年2月21日、環球時報によると、米国の有力外交専門誌ナショナル・インタレストはこのほど「中国はなぜ米国の空母を恐れ、そしてそれを沈めようとしているのか」と題する記事を掲載した。

20年以上前に東アジアで起きた軍事衝突は、米国と中国を紛争へと近づけた。その事件は、米国ではほとんど知られていないが、中国、特に中国の軍事プランナーに永続的な印象を与えた。歴史家が「第3次台湾海峡危機」と呼ぶその事件は、中国に空母の実力と柔軟性を認識させ、そのことを今日まで忘れさせずにいる。

1995年8月、中国は東シナ海で一連のミサイル試験を行うと発表した。演習自体は珍しいことではない。だがこれは、台湾の李登輝総統(当時)の訪米に対する報復と一般に認識されている。

軍事情報などを提供する公共組織、グローバルセキュリティーによると、中国軍は実際に軍事行動を準備していた。米軍もすでにこの地域で活動していた。タイコンデロガ級のイージス巡洋艦バンカー・ヒルは台湾南部に駐留し、SPY-1レーダーシステムで中国のミサイル実験を監視した。日本を拠点とするインディペンデンスを中心とする空母打撃群は台湾の東側に位置していた。

ミサイル実験後、ニミッツを中心とする空母打撃群はペルシャ湾岸を離れ、西太平洋に戻った。これは、インディペンデンスを強力に支援する用意だ。米国の空母に対し何もできなかった人民解放軍は全く屈辱的だった。中国の海岸線からわずかに離れた米軍艦に脅威を与える軍隊をまだ持っていなかったのだ。

私たちは、中国でその後に交わされた議論を知ることはできないが、その後に起こったことは知っている。中国は初の空母「遼寧」を所有し、さらに別の空母1隻を建造中であり、最終的な目標は5隻を所有することなのかもしれない。同時に中国のミサイル軍は、核弾頭搭載可能な準中距離弾道ミサイルDF(東風)-21を開発している。これは今後の危機において、米海軍に「第1列島線」と呼ばれる地域から遠ざかることを余儀なくさせる可能性がある。

第3次台湾海峡危機は、国境内での戦争に長い間準備してきた中国には残酷な教訓だった。中国海軍はこの事件を教訓とし、22年後の今日、米国の空母に深刻な打撃を与え、さらには沈没させるまでの実力を有している。米国とは異なり、中国は空母の価値を判断し自らの空母艦隊を構築するという独特の立場にある。同時に、対象をいかに撃沈させるかという課題に多くの時間と資源を費やしている。中国海軍の実力が上昇するに伴い、米国は、中国が自分たちと同じ位置にいることに気付くことになるだろう。(翻訳・編集/柳川)