世界保健機関(WHO)は、2017年2月20日に公式ウェブサイト上で、1月19日から2月14日までに中国本土での鳥インフルエンザA型(H7N9)感染者が304人になったと発表した。

WHOによると、1月19日以降ほぼ毎週、中国の衛生当局である国家衛生計画出産委員会から30〜50人の感染者報告が出されている。報告数が最も多いのは中国東部・江蘇省の67人、次いで浙江省の53人、広東省の32人となっており、上海や北京などの都市部でも1〜3人の感染者が確認されている。

感染ルートについては、感染が報告されている304人のうち144人が、飼育している家禽や家禽市場での接触と判明しているものの、残りは調査中で現時点では不明だという。

WHOはリスクアセスメントの中で、2016年末から現在まで中国での鳥インフルエンザA型の報告数は急激に増加しており、2013年に中国で鳥インフルエンザが確認されて以来最大の感染者数になるとコメント。ただし、現時点で人から人への感染は確認されておらず、渡航禁止や封じ込めは必要ないとしている。

予防アドバイスとして、鳥インフルエンザの発生が確認されている国に渡航する場合、可能な限り養鶏場や鳥市場で動物と接触することを避け、石鹸と水で頻繁に手を洗うよう呼びかけている。