球際の激しい勝負で強さを見せた植田(中央)。無失点に貢献したクォン・スンテ(1番)やL・シルバ(4番)ら新戦力の活躍にも手応えを口にする。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 蔚山現代とのACL初戦は、金崎夢生と鈴木優磨のゴールで2-0の勝利。悲願のアジア制覇に向けて、鹿島は好スタートを切った。

【ACL PHOTO】 鹿島2ー0蔚山 金崎が先制、鈴木もダメ押しの2点目を決めて鹿島が完勝
 
 CBの植田直通は、まずは勝利という結果に胸を撫でおろす。
 
「大事な初戦、無失点で勝てたのですごく良かったです」
 
 序盤は押し込まれる時間帯があり、アグレッシブに攻めてくる相手にやや手を焼いた印象だったが、慌てることなく要所を締めたディフェンスで失点を許さなかった。
 
「(蔚山現代は)足もとに収めたがる感じかなと思っていたけど、裏を狙ってきたりもしていました。そのへんは臨機応変に対応できたかな、と」
 
 相手の幅を使った攻撃にも、持ち前のスピードを生かしてピンチの芽をことごとく摘み取った。もちろん、エアバトルでは圧巻の強さを披露し、入ってくるボールを何度も弾き返した。
 
 本人の言葉にもあるように、DFとしてゼロで抑えられたのは小さくない収穫になったはず。前線の選手の頑張りに守備陣が応えた形だが、そのなかで新戦力のフィット具合についても、植田はポジティブな見解を示す。
 
 GKのクォン・スンテとの連係については、「徐々に上がってきています。スンテも日本語を覚え始めて、危ない、とか言ってくれますし」と述べ、ボランチのレオ・シルバに関しては、「自分たちのところに来る前にボールを取ってくれるので、助かっています。あそこから攻撃の組み立てもできる」と語る。
 
 先週末の浦和とのゼロックスでは、2失点を喫した。CBでコンビを組む昌子源とは、失点の原因について「たくさん話した」(昌子)という。同じ失態は繰り返さず、難しいゲームでシャットアウトしてみせる修正力に、植田も確かな手応えを感じているに違いない。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)