「ドラマによせ報道番組にせよ、“古巣”のフジテレビが、ここまで危機的な状況に陥るとは思ってもみなかったのではないでしょうか。心配と思う一方、フリーになってよかったという気持ちも正直言ってあると思います」(テレビ局関係者)

 4月からスタートする情報番組『サタデーステーション』(テレビ朝日系)でキャスターを務める、フジテレビ時代は“アヤパン”の愛称で親しまれた高島彩(38)。
 「土曜夜8時54分からの生放送の番組。アヤパンが生情報番組のキャスターを務めるのは、'10年10月に降板した局アナ時代の『めざましテレビ』以来、6年半ぶり。また、同年12月にフジテレビを退社後、これが古巣以外で初めてのレギュラー番組となります。ちょっと意外ですね」(スポーツ紙記者)

 土曜の夜9時といえば、ファミリー層の視聴者が特に多い時間帯だ。
 「そこで、性別にかかわらず、どの世代からも好感度の高いアヤパンに白羽の矢が立ったというわけです。彼女の起用は、昨年6月に2人目を出産する前から名前が挙がっていました」(放送関係者)

 人気ドラマ『下町ロケット』(TBS系)にフリージャーナリスト役として出演、見事な演技を見せたアヤパン。
 「スワッ、本格的に女優業へ転身かと目されましたが、本心は情報番組のキャスターをやりたかったんです。ですから今度の仕事は、彼女にとっても願ったり叶ったりなんです。“生”にヤル気満々です」(女子アナウオッチャー)

 さらに、ここにきて俳優、歌手として大活躍しているディーン・フジオカ(36)の同番組への出演が明らかになった。
 “逆輸入俳優”として一気にブレイクしたディーンは、高校卒業後に米国シアトルの大学に留学。卒業後、香港、台湾、インドネシアでの芸能活動を経て日本でその存在感を示すようになった。5カ国語を使える上、それぞれの国の人々の肌感覚を知っているという“強み”もある。
 「インドネシア人の妻を持つ夫であり、子育てする親でもあるディーンは“インフルエンサー(世間に影響を持つ人)”の肩書で出演。スタジオで様々なニュースにコメントするほか、国内外の取材現場に足を運ぶ機会もあるということです。アナウンス技術と仕切りに定評のあるアヤパンとの組み合わせは、案外、うまくいくかもしれません」(芸能プロ関係者)

 そのアヤパンと局アナ時代“名コンビ”と言われたのが、“ナカミー”こと中野美奈子(37)。
 「『めざましテレビ』の週末の休み(金曜午後〜日曜深夜)を利用して、2人でよく沖縄や台湾などへ行ってました。アナウンス部の“泊まり”の当番の時は、仮眠室で一緒に寝ていましたし、下着も共有して使うほどの仲よしでした」(フジテレビ関係者)

 そんなナカミーも'10年3月、整形外科医と結婚。'12年7月にはフジテレビを退社し、夫の赴任先のシンガポールへと旅立った。
 「人気女子アナとあって、局アナ時代は、よくストーカー被害にあっていました。放送後、よくつけ回され、いつも母校の慶大か青山墓地に駆け込んでいました。そんなわけで、一時は男性恐怖症になっていましたが、良縁にめぐまれました。シンガポールに行ってからは、“アジア支局長”としてリポートを発信していました」(女子アナライター)

 そんなナカミーも昨年10月、男児を出産。ママとなった。
 「ブログによると、最近は“母乳外来”に行っているそうです。そこは、おっぱいの出をよくするためのところ。夜中の授乳が大変なようで、彼女も苦労しているそうです」(別のスポーツ紙記者)