レンジャーズ・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

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ダルビッシュとの連携向上を図るルクロイ

 レンジャーズのダルビッシュ有投手のスプリングトレーニングでの取り組みについて、地元紙が特集している。地元紙「スター・テレグラム」電子版などが伝えている。

 昨季途中にトミー・ジョン手術から復帰したダルビッシュは17試合に先発し、100回1/3を投げた。今季はエースとして先発ローテを牽引する活躍が期待されている。

 そんな右腕について「スター・テレグラム」紙が着目しているのは女房役となるジョナサン・ルクロイ捕手との連携面だ。ルクロイは3月開幕のWBCに米国代表として出場するため、スプリングトレーニングを途中で離脱することになる。 同紙は「WBCが迫る中、ジョナサン・ルクロイはダルビッシュ有に寄り添う」との見出しでレポート。記事の中でルクロイは「スプリングトレーニング中に彼との時間を費やすことは大事だと考えている。WBCのためにチームを去るまで、僕は彼のすぐそばにいるよ」と語っており、ダルビッシュも同意しているという。

 また、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」電子版はダルビッシュのスプリット解禁に注目。「2017年にダルビッシュ有にとってスプリットがより重要な役割を果たすわけとは」との見出しで特集している。

 ダルビッシュは20日(日本時間21日)に初の実戦形式に臨み、打者に対する投球練習を実施。その中で、スプリットを受けたルクロイは記事の中で「より落下する動きを見せた。彼にとっては右打者相手により効果的になるかもしれない」と語っている。また同紙は昨季投じたチェンジアップとの比較も行っている

 現状では2017年シーズン終了後にFAとなるダルビッシュは今季、完全復活を遂げるのか。その動向に現地でも大きな関心が寄せられている。