後半19分に先制点を決めたFW金崎夢生

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[2.21 ACLグループリーグ第1節 鹿島2-0蔚山現代 カシマ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は21日、グループリーグ第1節を行い、昨季のJ1王者で2年ぶり7度目のACL参戦となる鹿島アントラーズはホームで蔚山現代(韓国)と対戦し、2-0で勝利した。後半19分にCKからFW金崎夢生が先制ヘッドを決めると、同37分にもFW鈴木優磨が追加点。この日、敵地でウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(オーストラリア)を4-0で下した浦和に続いてJリーグ勢がACL初戦を白星で飾った。

 鹿島は18日の富士ゼロックススーパー杯・浦和戦(3-2)から先発6人を変更。DF伊東幸敏、DF山本脩斗の両サイドバック、MFレアンドロ、MF中村充孝の両サイドハーフのほか、MF永木亮太がダブルボランチ、鈴木が2トップの一角で今季公式戦初先発となった。連続先発はGKクォン・スンテ、DF昌子源、DF植田直通、MFレオ・シルバ、金崎の5人。浦和戦に先発したDF西大伍、MF土居聖真、MF遠藤康、MF小笠原満男、FWペドロ・ジュニオールはベンチスタートで、DF三竿雄斗はメンバー外だった。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤は蔚山現代にボールを回される時間が目立った鹿島だが、守備陣が落ち着いて対応。前半7分、蔚山現代は左CKのチャンスでMFハン・サンウンが左足で巻いて蹴ると、ボールは直接ゴールマウスを捉えたが、クォン・スンテが弾き返し、ピンチを逃れた。

 鹿島は前半13分、レオ・シルバの縦パスをおさめた中村が横に流し、金崎が右足でミドルシュートを狙ったが、クロスバーを越える。その後もなかなか良い形でチャンスをつくれない昨季の2冠王者。蔚山現代は前半33分、ハン・サンウンの右FKにMFチョン・ジェヨンが頭で合わせたが、クォン・スンテがビッグセーブを見せ、ゴールを死守した。

 我慢の時間が続く鹿島も前半37分にカウンターから決定機。自陣でレオ・シルバがレアンドロにつなぐと、レアンドロが長い距離をドリブルで駆け上がり、パスを受けた鈴木が左足でシュートまで持ち込んだが、GKのセーブに阻まれた。前半アディショナルタイムにもカウンターから金崎が持ち上がり、ラストパスを受けたレアンドロがPA内に切れ込んだが、持ちすぎてシュートまで打ち切れなかった。

 スコアレスで折り返した後半開始直後の1分、蔚山現代はMFハン・スンギュの右足ミドルが右ポストを直撃。ヒヤリとさせられた鹿島は後半10分、永木の右CKに植田が頭で合わせると、相手選手に当たったセカンドボールを伊東が狙うが、ゴール上へ。同15分には金崎が鈴木とのワンツーから左足でシュートを打ったが、これもDFのブロックに阻まれた。

 膠着状態が続く中、遠藤、土居の投入準備を進めていた鹿島だが、後半19分、セットプレーを生かして先制に成功した。左CKから永木がゴール前に蹴り込むと、金崎が競り勝ち、ヘディングシュートをゴール右上隅に叩き込んだ。

 先制直後の後半20分から中村、レアンドロに代わって土居、遠藤がピッチに入ると、同30分、右サイドのスローインを受けた鈴木が短くつなぎ、PA内右のゴールライン際から遠藤が左足でシュート。角度のない位置から巻いて狙ったが、わずかにゴール左に外れた。

 それでも後半37分、右サイドからのスローインを金崎が胸トラップし、ゴールに背を向けた状態で自分の頭上を越す浮き球のパス。これに反応した鈴木が右足でゴール左隅に流し込み、2-0と勝利を決定づけた。金崎&鈴木の2トップがそろい踏み。後半41分から伊東に代えて西を投入し、逃げ切り態勢に入ったJリーグ王者がホームでの初陣を完封勝利で飾り、白星発進した。

(取材・文 西山紘平)


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