ゴール後は、両手を両耳にかざしてサポーターの声援を浴びるゴールパフォーマンスを披露。これで7戦7発。点取り屋として貫禄が出てきた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 ノッている男が、またもや結果を出した。
 
【ACL PHOTO】鹿島 2-0 蔚山|金崎が先制弾、鈴木がダメ押し!

 先日のゼロックスやプレシーズンマッチを含め、ここまで6戦6発。途中出場が多く、切り札として活躍を見せてきた鈴木優磨だが、この日は満を持してスタメン出場を勝ち取る。
 
 そして1-0で迎えた82分、勝負を決定づけるゴールをその右足で流し込んだ。
 
 金崎夢生からの背中越しのパスを、エリア内で受ける。「ダイレクトか、トラップか迷ったけど、トラップしてからタイミングを外して」放ったシュートは、逆サイドのネットを見事に揺らしてみせた。
 
 前半にもカウンターから決定機を迎えていた。GKに止められたとはいえ、鮮やかなフェイントでDFをかわし、左足で放ったシュートは悪くなかったが、「(狙いどおりに)打てていないから、入らなかった」。しかし、後半のビッグチャンスは確実にモノにして、周囲の期待に応えてみせた。
 
 これで7戦7発。決定力の高さは群を抜いているが、本人に慢心は一切ない。どこまでも貪欲にゴールを求めている。
 
「今は、1試合で1得点という計算なんで。これが7戦10発とかなら、また違うと思うけど。1試合・1ゴールじゃなくて、複数得点したい。それができれば、(周りの)見方も変わってくると思う。そこが攻撃の部分での課題」
 
 一方、守備の課題は「切り替えの部分」と本人は以前、話していたが、試合を重ねるごとに、意識は高まっているようだ。
 
「石井監督は、攻撃の部分はある程度、自由にやらせてくれるので。守備のところでしっかりやれれば、自分は出られると思っている。そこは今日も意識していた」
 
 攻守両面で存在感を増しつつある背番号9は、今週末のリーグ開幕戦でも暴れまくってくれそうだ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)