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都市化が進めば進むほど「交通渋滞」の問題は避けて通れなくなります。世界38カ国の1064都市について交通渋滞のひどさをランク付けしたデータ「INRIX 2016 Global Traffic Scorecard」が公開され、交通渋滞に悩まされる都市がどこなのかが明らかになっています。

INRIX Global Traffic Scorecard

http://inrix.com/scorecard/

交通渋滞の劣悪ランキング「INRIX Global Traffic Scorecard」は、総走行距離500万マイル(約800万キロメートル)にも及ぶ商用トラックのGPUデータなど3億件からなるビッグデータを解析して作成されています。

2016年版のINRIX Global Traffic Scorecardによる交通渋滞劣悪ランキングのトップ25都市のランキング一覧は以下の通り。残念ながら日本の都市は調査対象になっていません。



1位はアメリカのロサンゼルス。ピーク時には全時間の22%が渋滞で、年間渋滞時間はなんと104時間。2位はロシアのモスクワ、3位、4位がアメリカのニューヨーク、サンフランシスコ、5位がコロンビアのボゴタと続きます。



年間渋滞時間を棒グラフにして、混雑ランキングを時計回りに並べるインフォグラフィック。水色が北米、黄色が南米、紺色がヨーロッパ・ユーラシア、青色がアフリカ、オレンジ色がアジアを示しています。



国別ランキングでは1位がタイ、2位がコロンビア、3位がインドネシアと発展途上国が上位を占めています。ただし、ランク全体では都市化の進んだ先進国(水色の棒グラフ)が多いことがわかります。



トップ25都市の中に10都市も送り込んでしまった渋滞大国アメリカの各都市を年間渋滞時間順に並べるとこんな感じ。大半の都市が年間渋滞時間が30時間以下なので、一部の都市の混雑ぶりが際立っています。



アメリカの交通渋滞事情を示す数値として、ドライブあたりの渋滞時間の割合は9%、平均的なドライバーの渋滞に遭う時間は年間42時間、アメリカの全ドライバーが渋滞で被る経済損失は3000億ドル(約34兆円)、ドライバー1人当たりの経済損失は1400ドル(約16万円)などが挙げられています。