東京電力がこのほど、福島第1原子力発電所2号機の原子炉格納容器内部をカメラによって捉えた画像を分析したところ、放射線量が数十秒の被曝で人が死亡するレベルの最大毎時530シーベルトと推定されることが明らかになり、中国でも注目が高まっている。

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東京電力がこのほど、福島第1原子力発電所2号機の原子炉格納容器内部をカメラによって捉えた画像を分析したところ、放射線量が数十秒の被曝で人が死亡するレベルの最大毎時530シーベルトと推定されることが明らかになり、中国でも注目が高まっているほか、懸念する声も上がっている。では、今日本に行っても大丈夫なのだろうか?日本産の食品を食べても問題ないのだろうか?放射能漏れはどれほど深刻なのだろう?日本に住む華人を取材し、放射能汚染の実態に迫ってみた。国際在線が報じた。

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▼事故発生から6年たってやっと格納容器内部の調査開始

原子炉格納容器内部の破損状況を調べる調査は最近始まったばかりで、実際の状況がはっきりするにはさらなる調査が必要だ。ただ、発電所付近の大気中の放射線量は依然として高いものの、離れている場所なら何の問題もないというのは事実だ。覚えておかなければならないのは、最近検出されているデータは、2011年の事故が原因で、また別の事故が起きたわけではないことだ。

▼東京の華人:中国人は日本に旅行に来ないほうがいい

東京で言語を教える仕事をしている華人・戚さんは、日本で働いて20年になる。戚さんは、「原子力発電所の事故発生後、食品の安全性に特に注意している。水産物は何年も日本産のものはなるべく買わないようにしている。また、外食もなるべくしないようにしている」と話した。

戚さんによると、「大気中の放射線量は早くから問題ないとされているが、土壤が汚染され、それが改善するのに数十年かかる可能性もある。日本のスーパーに売られている食品には全て産地が記されているため、多くの人はここ数年、その表示をもとに、福島やその付近以外のものを買うようにしている。福島やその付近が産地の食品は安いものの、買う人は少ない」という。

中国人が日本に旅行に行くことについて、戚さんは、「ここ数年、放射能の影響を全く考えずに、中国人が日本で爆買いしており、悲しい」と懸念し、「日本に住んでいる人はある程度意識的に注意している。でも、観光客が食べるものは放射能の影響を受けている場所が産地の食品である可能性もある。なぜなら、そのような食品は安く、レストランなどは好んで仕入れるから」と説明した。

戚さんは、「日本政府は放射能汚染について、事実を隠している」との見方を示す。そのため、あれこれ推測する声があがっている。それでも、福島の近くや東部の海は絶対に汚染しているというのが一般的な見方という。例えば、福島から他の場所に引っ越した子供が新しい学校でいじめに遭うことがあり、日本人も福島の放射能問題をとても気にしていることを示している。「人工の放射線は自然の放射線と異なり、体への悪影響が大きく、半減期が非常に長いため、数十年は注意が必要だ」という。(提供/人民網日本語版・編集KN)