ブラジルの首都ブラジリアで、AFPの取材に応じるブラディミール・アラス連邦検事(2017年2月20日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】ブラジルの国営石油会社「ペトロブラス(Petrobras)」をめぐる大規模な贈収賄疑惑について、同国の検察当局は20日、捜査の範囲が海外にまで拡大するとの見通しを明らかにした。

 同国最大手の建設会社「オデブレヒト(Odebrecht)」は、水増しされた受注契約の見返りとしてペトロブラスに賄賂を支払ったとの疑惑の渦中にある。またオデブレヒトは、国内だけでなく海外の政治家らに組織的に賄賂を送り、さらには賄賂の流れを記録する部署も設置していたという。同社は賄賂として12か国にわたり7億8800万ドル(約890億円)を支払ったと認めており、米司法省に対して35億ドル(約4000億円)の罰金を支払うことで合意している。

 今回の贈収賄疑惑の国外における捜査を担当するブラディミール・アラス(Vladimir Aras)検事は、中南米諸国の検察官との会合を終えた後にAFPの取材に応じ、ブラジル検察当局が少なくとも10社の海外企業を調査していることを明らかにした。

 オデブレヒトは世界各地で大型のインフラ事業を手掛ける。アラス氏は今後捜査がアフリカおよび中南米で行われる予定であると明らかにし、贈収賄疑惑に関する国外での捜査は「非常に拡大するだろう」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News