実在の麻薬捜査官による回顧録が原作 (C)2016 Infiltrator Films Limited

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 ドラマ「ブレイキング・バッド」や映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」(2015)のブライアン・クランストンが主演した実録サスペンス映画「ジ・インフィルトレイター(原題)」が、邦題「潜入者」として5月13日から公開されることが決定した。

 原作は、アメリカの麻薬戦争史上、最も大胆にして最大の成果を上げたとされる実在の潜入捜査官ロバート・メイザー氏の回顧録「The Infiltrator」。メイザー氏の約5年にわたる捜査の結果、コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルをはじめ、汚職政治家たちのために暗躍していた銀行家が逮捕され、世界をまたにかけるマネーロンダリングの真相が暴かれた。その実態が余すところなく記述された同作は、全世界に大きな衝撃を与えていた。

 「トランボ」で第88回米アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたクランストンが、ボブ・ムセッラという偽名で潜入していたメイザーを演じる。メガホンをとったのは、クランストンも出演した「リンカーン弁護士」で手腕を見せたブラッド・ファーマン監督。共演には「イングロリアス・バスターズ」のダイアン・クルーガー、「ジョン・ウィック」のジョン・レグイザモ、「ブリッジ・オブ・スパイ」のエイミー・ライアン、「月の輝く夜に」で第60回アカデミー賞の助演女優賞を受賞したオリンピア・デュカキスら豪華な面々が名を連ねた。

 1980年代、麻薬王エスコバルは史上最大とも言われる犯罪帝国を築いた。当時、アメリカに流入するドラッグの大半がエスコバルを経由したものだとされ、事態を重く見たアメリカ政府は大規模な作戦を計画する。それは、架空の大富豪になりすましたメイザーが金をうならせて組織に取り入り、内側から崩壊させるという大胆不敵なものだった。