食生活が偏りがちで、運動不足も慢性化しつつある現代人。以前は中年以降に多く見られた生活習慣病が、若い人にも増えているのだそうです。若いうちは不摂生や無理をしてもダイレクトに健康に響いてくることがないかもしれません。しかし、確実に細胞や血管、臓器は早く老化していて、気づいた時には長い投薬治療や、厳しい食事制限が必要になることも。今回は疲労回復や高血圧の予防、血管年齢を若く保つことができるペプチドについてご紹介します。

ペプチドってなあに?

ペプチドとは、2個以上のアミノ酸がペプチド結合によりできた化合物のこと。アミノ酸の数によって違い、2個ならジペプチド、3個ならトリペプチド、5個〜10個程度の少数はオリゴペプチド、10個〜100個と多数の場合はポリペプチドに分けられます。ちなみに私たちが良く知っているタンパク質は約20種類のアミノ酸がつながってできているもの。大きさで言うと、アミノ酸<ペプチド<タンパク質という順番になります。ペプチドはタンパク質よりも腸の吸収性が良いため、すみやかに体に吸収され作用が継続するといわれています。

ペプチドにも種類がある

アミノ酸にたくさんの種類があるように、ペプチドも何百種類もあるといわれています。その中でも有名なのが、植物由来の大豆ペプチド、魚由来のイワシペプチドと魚肉ペプチド、牛乳由来のホエイペプチドです。アミノ酸は旨味のもととなる成分ですが、ペプチドもまたコクや風味を作る成分なので、調味料として利用されていることもあります。

ペプチドの健康効果とは?

○大豆ペプチド

必須アミノ酸をバランスよく含んでいて、運動などによる筋肉の損傷を修復してくれます。筋肉へのエネルギー供給や脂質代謝を促すので疲労回復にも効果があります。

○イワシペプチド

トクホ(特定保健用食品)としても認められており、高血圧を抑えて血圧を安定させる効果があります。また、血流改善や脂肪の代謝を促進する作用もあるとされ、冷え性改善やダイエットにも効果が期待されています。

○魚肉ペプチド

抗酸化作用が高く、体を酸化ストレスから守ってくれます。血管年齢を若く保つことができるため、動脈硬化予防も期待できます。

○ホエイペプチド

必須アミノ酸を多く含んでおり、疲れた筋肉を修復し増強する作用があります。また、細胞を活性酵素から守り、免疫機能を強化する効果、アルツハイマー病の予防効果も期待できます。

体に必要な成分で、本当は身近にあるのによくわからないペプチド。筋肉や細胞を修復したり、血圧を安定させる効果があるのですね。毎日の食事から摂りたいところですが、難しい場合はサプリメントに頼るのも良いのではないでしょうか。


writer:しゃけごはん