誤って踏んでしまったカタツムリを救助すべく獣医院へ(出典:https://www.facebook.com/HaClinica)

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どんなに小さくても生きとし生けるものの命の価値は同じだ。しかしナメクジやカタツムリなどの生物が瀕死の状態であっても、救助しようとする人は少ないのではないだろうか。このほど一人の女性が誤って踏んでしまったカタツムリを獣医院に連れて行き、医師も必死の治療を試みたという。動物専門ニュースサイト『The Dodo』が伝えている。

イスラエルのテル・アビブに住む女性は、自宅の庭でカタツムリを誤って踏みつけ、その拍子にカタツムリの殻が割れてしまった。果たして、どのぐらいの人がこの些細なアクシデントに気を留めるだろうか。「しまった」と思ってもそのまま見過ごしてしまう人が多いと思われる中で、この女性はカタツムリを抱えて地元の獣医院に飛び込んだのである。

殻の割れたカタツムリを持ち込まれた獣医院「HaClinica(ハ・クリニカ)」も、この女性の行為を無駄にはしなかった。“家”を壊されてしまったカタツムリの窮状に真摯に対応し、殻の修復を請け負ったのだ。

とはいえ、小さなカタツムリの殻の処置は容易ではなかったようだ。獣医院のスタッフはエポキシ樹脂が含まれた接着剤を用い、殻の内側にはその接着剤がつかないように獣医院ならではの特別なスキルで丁寧に割れた殻の欠片を継ぎ合わせた。

スタッフの努力の甲斐あって、カタツムリの殻は修復された。踏まれてしまった時に怪我をしたカタツムリが完全に回復するまでは数週間から数か月かかるそうだが、住み慣れた“家”に入ることができたことを喜んでいるのか、つなぎ合わせた殻でなんとかうまく生活しているようだと「HaClinica」のスタッフはFacebookに投稿している。

『The Dodo』には1,600件以上のコメントが集まっているが、その内容は様々だ。「カタツムリがどうのってフランス人は食べてるんだよ!?」「じゃ、全ての生き物を大切にしている人は蚊も殺さないの?」「カタツムリには感情なんかないって。すぐこうやって感動記事にしたがる」という否定的な意見もあれば、「どんな小さな生き物でも命を救う努力をした人たちは素晴らしい」「地球上の全ての生き物には生きる価値があるものね」「たかがカタツムリと思って放っておく人が多いけど、この女性はとってもいい人なんだね」「この社会には生き物を虐待しても平気な人がいるけれど、この記事はとても心が温かくなった」など女性の行為に感動したという声も寄せられている。

出典:https://www.facebook.com/HaClinica
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)