50歳父の車が息子の車に正面衝突し、ともに死亡(出典:http://www.farrahgray.com)

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米アラバマ州で2台の車が正面衝突し、両方の車のドライバーが死亡するという事故が起きた。なんという数奇な運命であろう。2人は父親と息子で、父親が酒に酔ってハンドルを握ったことがすべての原因であった。

2台の車が正面衝突というすさまじい事故が起きたのは18日午前4時10分ごろ、アラバマ州ファイエット郡のワインフィールドという町の近く。警察発表によれば、ジェフリー・モリス・ブラッシャー(50)が運転するフォードのピックアップトラックが、息子であるオースティン・ブレイン・ブラッシャーさん(22)のシボレーのピックアップトラックに正面から衝突したとのこと。ジェフリーは即死、オースティンさんは搬送先のアラバマ大学バーミンガム校付属病院にて午前9時18分に死亡が確認されたという。

その後の調べで、父ジェフリーが酒に酔って運転していたことと2人ともシートベルトを着用していなかったことが判明している。実の親子である2人は同郡バンクストンの家に一緒に暮らしていた。このあまりにも悲劇的な偶然に、原因についてはもう少し調査が必要であるという。

もしも自分の大切な家族が飲酒運転をしていると知ったら、なんとしてでもそれを止めさせたいものである。イギリスでは18歳の娘が酒を飲んでハンドルを握っていたことを知った両親が激怒。警察に通報し、1年間の免停と罰金刑を言い渡してもらったことが話題を呼んだ。

海を渡ったアメリカでも飲酒運転が引き起こした様々な事件がある。酒を飲んだ12歳の少年が警察とカーチェイスを展開。世間を仰天させた。また地元の英雄と呼ばれる人物であっても警察はその飲酒運転を黙認しない。ビンラディン殺害にあたった海軍特殊部隊の元兵士も飲酒運転により逮捕されている。

飲酒運転が引き起こす悲劇は関わる人々の人生を一変させる。「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」。これはハンドルを握るものが守らなければならない絶対のルールなのだ。

出典:http://www.farrahgray.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)