1月の築地市場の水産物総入荷量は前年同月比3.0%減となる2万8,651トン、取扱高は同3.4%増の317億1,044万円だった。

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 東京都中央卸売市場が20日に発表した、17年1月分の市場統計情報によると、1月の築地市場の水産物総入荷量は前年同月比3.0%減となる2万8,651トン、取扱高は同3.4%増の317億1,044万円となった。うち鮮魚の入荷量が同2.1%増の1万66トンとなり、1年5カ月ぶりに前年同月比増に転じた。

 都の市場統計情報は、東京都中央卸売市場における市場取引実績を公表するもので、青果・水産・花き・食肉の各部門別に月単位、年単位のデータが記載されている。月単位で個別に市場データを検索することもでき、水産部門については築地市場をはじめ、足立市場、太田市場の入荷量・取扱高を閲覧できる。

 築地市場の部類別の入荷量、取扱高を見ると、「鮮魚」は入荷量が前年同月比2.1%増の1万66トンで取扱高が同2.1%増の122億3,739億円。「活魚類」は入荷量が同8.0%増の1千トンで取扱高が同4.8%増の14億73万円。「貝類」は入荷量が同9.0%減の1,933トンで取扱高が同11.2%減の23億4,824万円。「冷凍魚」は入荷量が同1.3%減の5,474トンで取扱高が同14.6%増の73億6,485万円。「淡水魚」は入荷量が同3.4%減の42トンで取扱高が9,270万円。「海そう類」は入荷量が同10.3%増の494トンで取扱高が同13.5%増の2億5,481万円。「加工品」は入荷量が同9.1%減の9,641トンで取扱高は同1.7%減の80億1,105万円。

 他の市場では、足立市場の総入荷量は前年同月比11.2%減の119万トンで取扱高が同3.7%減の12億2,453万円、大田市場の総入荷量は同21.8%減の51万トンで取扱高は同14.8%減の6億2,157万円となった。

 品目別に見ると、天然ものが旬を迎えている「ブリ類」が好調。入荷量で前年同月比7.9%増の280万トン、取扱高で同2.6%増の22億6,368万円となっている。鮮魚全体の入荷量のうち26.7%、取扱高で17.6%を占める。

 築地、足立、大田の全市場の総計でみると、総入荷量で前年同月比3.8%減、取扱高で同2.8%増となった。1月の東京卸売中央市場の水産部門は、全体として入荷減により卸値が上昇したことの影響が出ているようだ。