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クアラルンプールで金正男氏が殺害される前後の模様を空港の防犯カメラ10台がとらえていた。淡いブルーのジャケットを着た金氏がセルフチェックイン機の前に来たところをうしろから女が飛びかかり顔に何かを塗りつけた。この間2秒48、金氏の前にも女がいて気を引いていたらしい。女2人は別々の方向に立ち去り、金氏は空港職員に助けを求め、歩いて医務室に入った。最期の言葉は「とても痛い。液体をかけられた」だったという。この映像を「スッキリ!!」では、専門家4人に分析してもらった。

自衛隊・防衛省で情報分析官だった西村金一氏は、ベトナム国籍のフォン容疑者と見られる実行犯の動きに注目した。「近づくスピード、飛びかかり毒をつけるやり方から、プロだと思う」と話す。犯行後に去る歩き方も、カーブを直角に曲がるのは軍人の行進を思わせたという。左手だけに手袋をしているのは、「化学剤を通さないためで、殺害を知っていたのではないか」と推測する。

逮捕された女2人の役割は別だった?

脱北者の康明道氏は「フォン容疑者はスカウトされ、訓練を受けた」と推察した。もう1人のアイシャ容疑者は「雇われた一般人の可能性がある」という。

元埼玉県警科学捜査研究所員の雨宮正欣氏は、布に塗った毒物を顔に押しつけたとすれば「VXやサリンなどの神経ガスの可能性」を指摘する。ただ、金氏が医務室まで歩けたのは「そこまで純度の高くないものだったのでは。女2人は何も知らされていなかった可能性が高い」と語った。

神奈川大の常石敬一名誉教授は、人工毒ではなく、フグや蛇、トリカブトなど天然毒物の可能性をあげる。「天然の毒は皮膚からでなく口や鼻から入る」という。専門家によって見解が分かれた。

司会の加藤浩次「白昼堂々と殺害され、毒も時間をかけて効くように設定されていた」

マレーシア当局はあす(2017年2月22日)水曜にも死因を発表するという。