中国メディア・今日頭条は19日、「20年のキャリアを持つ日本人が、匠の心とは何たるかを語った」とする記事を掲載した。昨今中国で持てはやされる「匠の精神」について、日本の職人からどのようなヒントを得たのだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・今日頭条は19日、「20年のキャリアを持つ日本人が、匠の心とは何たるかを語った」とする記事を掲載した。昨今中国で持てはやされる「匠の精神」について、日本の職人からどのようなヒントを得たのだろうか。

 記事は、20年のキャリアを持つ日本の「匠」にインタビューを行い、匠の秘訣について話を聞いたところ「好きこそものの上手なれ」という実にシンプルな答えが返って来たと紹介した。

 そのうえで「多くの人は、自分の仕事は家族を養うためのものであり、そもそも自分の興味に合わない、そもそも自分の趣味が何か分からない」という疑問を持つ人がいるとしたうえで、「考えるべきことは『自分の好きな仕事に従事するのではなく、今の仕事の中から楽しみを見出すこと』なのだ」と論じている。大切なのは、目の前にある仕事をしっかりすることで、その中から良い経験をし、満足感を得ることで自信につながり、徐々に自分の好きなことが見つかるのだと説明した。

 また、「好きこそものの上手なれ」を実現するには苦しい努力をする必要があると説明。「命令されているという感覚を徐々に消すとともに、どうやったら楽しくできるかを考える。人生もそうであり、ちょっと工夫することで変化することができるのだ」としている。

 与えられた条件や仕事に対して文句を言う前に、その仕事を楽しいものに変える方法を考えるという「匠」の教えは、中国社会のみならずわれわれの日常生活でも大切だろう。何事でも好きになってしまえば嫌でも集中して取り組めるようになってしまう、まさに「好きこそものの上手なれ」なのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)