中国の公衆トイレでは使用済みのトイレットペーパーは便器に流さず、トイレ内に置いてある「くず入れ」に捨てる習慣がある。水洗であってもトイレットペーパーを流すとトイレが詰まってしまう可能性があるためだが、中国メディアの東方頭条は17日付で、この習慣は日本においては「非文明行為と見なされる」と紹介した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国の公衆トイレでは使用済みのトイレットペーパーは便器に流さず、トイレ内に置いてある「くず入れ」に捨てる習慣がある。水洗であってもトイレットペーパーを流すとトイレが詰まってしまう可能性があるためだが、中国メディアの東方頭条は17日付で、この習慣は日本においては「非文明行為と見なされる」と紹介した。

 記事は、日本で使用済みのトイレットペーパーを便器に流さずにくず入れに捨てるのは「非文明行為」であり、清掃スタッフの仕事量を増やしてしまうと指摘。しかし、中国においてこの習慣は文明的であると説明し、こうした「衛生習慣の違い」があるために日本の公衆トイレには中国人のための注意書きが存在していると紹介した。

 では、なぜこうした衛生習慣の違いが生じたのだろうか。この理由について、中国における水洗トイレの普及は比較的遅く、排水管が細いうえにトイレの水流の力が弱いことを挙げた。さらに便器のタイプがトイレによって異なるなどの要素によって、容易に紙詰まりを引き起こすため、紙をくず入れに捨てるという方法を「仕方なく」採用するに至ったと説明した。

 一方で記事は、日本において下水システムが「かなり進んでいる」と称賛。水洗トイレも中国よりずっと早くから普及しており、日本人は子どものころからトイレの紙を便器に流す行為を「常識」と考えていると説明した。

 この衛生習慣の違いが生じた別の理由として、記事は日本の公衆トイレの紙は牛乳パックや紙くずなどから再生された製品であり「非常に良く水に溶ける」という点を指摘、こうしたトイレットペーパーの特性が日本と中国のトイレにおける衛生習慣の違いを生み出す重要な要素になっていると論じた。

 上述のとおり、中国の公衆トイレではトイレ内に置いてあるくず入れにトイレットペーパーを捨てる習慣があるが、一般家庭に設置されている水洗式トイレの場合、紙詰まりに注意しつつ、慎重に便器に流す中国人は多い。これは、中国人もトイレットペーパーを便器に流すのが衛生的だと感じていることを示していると言えよう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)