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●効果が科学的に裏づけされたレズミルズプログラム
スポーツクラブなどを運営するルネサンスは3月19日、レズミルズプログラムに特化したワークアウトスタジオ「CYCLE & STUDIO R Shibuya」を東京都渋谷区にグランドオープンさせる。

同スタジオでは、日本初上陸となるバーチャルリアリティ(VR)による映像美が堪能できるVRサイクルプログラム「THE TRIP」が体験できる。非日常的な空間でたっぷりと汗をかける最新エクササイズの効果のほどを確かめるべく、潜入取材をしてきた。

○さまざまなプログラムが体験できる

レズミルズプログラムとは、ニュージーランドに本社を置くレズミルズインターナショナルが考案し、世界中に発信しているグループエクササイズプログラムのことを指す。レズミルズのプログラムは世界120カ国、1万8,000以上の施設に提供されており、科学的に裏づけされた効果的な動きになっているという。

今回は、レズミルズ・ジャパン合同会社が同スタジオにプログラムを提供。体験できるプログラムは今回体験した「THE TRIP」が含まれる「VR Cycle」と「LIVE Training」に大別できる。LIVE Trainingは、短時間での脂肪燃焼効果が期待できる「HIIT Training」と、ダイナミックな動きと音楽を融合させたエクササイズ「LIVE Program」を用意している。

VRサイクルプログラム「THE TRIP」以外にも豊富なプログラムを取りそろえており、さまざまなワークアウトを一つの場所で楽しめるのも「CYCLE & STUDIO R Shibuya」の魅力の一つ。ルネサンスの吉田正昭代表取締役社長も「若者のフィットネスへの参加が進んでいない中で、新たな切り口でこのプログラムを展開することによって、若者たちの参加も新たに促せるのではないかと考えております」と期待を寄せる。

そんな若年層のフィットネス没頭への最大の呼び水となりそうなのは、やはり「THE TRIP」ではないだろうか。このワークアウトでは40分のサイクリングをしつつ、バーチャル世界の旅を楽しめる。いわゆる「没入型エクササイズ」だ。

VR映像は、前方周囲120度を囲う幅12メートル、高さ2.7メートルの大型特殊スクリーンに映し出される。映画館規模のスクリーンとサウンドシステムを用いたワークアウトは、エンターテインメントが大好きな人にはまさにピッタリと言えるだろう。

もちろん、健康面でのメリットも大きい。THE TRIPのプログラムを実施することで「脂肪燃焼」「ストレス解消」「ヒップラインのシェイプアップ効果」に期待が持てるという。

●美しい映像とサウンドを楽しむ
「VRサイクル……なんて面白そうな響きなんだ。それ以上に、つらい現実を少しでもいいので忘れたい……」との思いから早速、筆者も「THE TRIP」にトライしてみた。近年は全く運動をする機会をつくっておらず、30代も中盤に差し掛かり体力面に不安はあるが、現実逃避をしたい一心から体験を決意した。

Tシャツとハーフパンツに着替え、専用シューズ「RP3」にも履き替えて"臨戦態勢"に。そして専用バイク「Group Cycle」にまたがる。バイク上にてペダルをこぐ回転数(RPM)やこいでいる時間などが可視化できるため、エクササイズ中の目安とすることが可能。また、足への負荷はバイクのギアを調整することで自由に変えられる。そのため、初心者から上級者、さらには老若男女問わずに楽しめるというわけだ。

そしていよいよプログラムがスタート。巨大スクリーンにVRによる架空の建造物や道が映し出されると、その美しさに思わず息を飲む。

「Welcome to THE TRIP! 」

一緒にプログラムを行うインストラクターの掛け声が威勢よく室内に響く。バーチャル空間での旅を満喫すべく、ペダルを勢いよく踏み込んだ。

まずは「Group Cycle」の扱いに慣れなくてはいけない。ギアの重さは軽いほうから「ライト(light)」「モデレート(moderate)」「ヘビー(heavy)」の3段階がある。VRで進む道は平たんなロードばかりではない。上り坂や下り坂も当然、存在する。インストラクターの指示に従い、その時々によってギアを変えることでいっそうのカロリー消費を狙うというわけだ。

「おしりに(効果を)効かせたい方はかかとから(ペダルを)プッシュ、プッシュ!」

「立ってこぎましょう! スダンドアップ、ワンツー、ワンツー」

インストラクターの指示がこだまする中、バイクの使い方にも慣れ、映像と併せて鳴り響くサウンドを楽しむ。目の前に流れる上り坂も下り坂も、難なく疾走していく。これは気持ちいい。

○インストラクターはドS

しかし、40分というサイクルプログラムはまだ始まったばかりだ。小手調べが終わったら、一気にトレーニングモードへ。上り坂の画面に合わせ、「ギアをヘビー状態で25秒間こぐ」→「25秒間のインターバル」を4セット。途中、立ちこぎ(ダンシング)もはさむため、お尻を何度も上下動させて25秒ひたすらこぐ。開始10分経過時点で、額や背中が汗でじっとりとしだす。

次なるコースは下り坂&上り坂コラボの繰り返し。下り坂はギアを軽くして速い回転でひたすらこぐ。風を切る疾走感を味わったら、今度はギアを重くして上る。映し出される近未来都市は、どこか映画「トロン: レガシー」や「ブレードランナー」の世界をほうふつとさせる。結構負荷のかかるコースではあったが、映し出されるVRの映像美をまだ楽しむ余裕があった。

お次は上り坂×4回。ギアを重くしつつ、こぐスピードもアップすることをインストラクターから要求される。このコースを走っている時点で20分経過。全身の毛穴という毛穴から汗が噴出しているのがわかる。

「皆さんに一つだけご情報を。インストラクターは基本、ドSです。『やばい』という皆さんの言葉は大好物です(笑)」

「インストラクタージョーク」ではなく多分、真実なんだろうと思った。

「ギアアップ、ギアアップ。3、2、1、スタンドアップ! お尻は深く、胸を張って!!」

鳴り響くドSの声に合わせ、ペダルを必死にこいだ。

●空中疾走でマシンを追走!
上り坂地獄を終えたと思ったら、またしても上り坂が待っていた。先ほどの「25秒間のクライム(上り坂こぎ)」→「25秒間のインターバル」の繰り返しを、今度は5秒少ない20秒間のインターバルで行うという。ドS、マジか。

ここを耐えしのいだら、次なるコースにはちょっとしたサプライズが待っていた。進む道がメビウスの環のように曲がりくねっているのだ。体も道がくねっている方に自然と曲がってしまう。これは面白い。ちょっとした"変化球"を交えることで、やる気と体力がやや戻る。

○トランス状態になりながらラストスパート

次なるステージではさらに趣向が凝らされており、地面そのものが消え、空中を進むことになった。さらに、先行する浮遊物体をペダルをこぐことで追いかけるという「レース要素」も加わった。ライバルがいると燃えるやないか……!

しかし、やる気はがぜんアップしても、体力は同様にはアップしない。曲もものすごいアップテンポなものへと変わり、気分もアゲアゲなのに……。体がついてこない。

「曲を聴いて〜さぁ、一緒に歌いましょう! ヘヘイェ〜エ〜ウォウウォウオ〜オ!!」

Mr.ドSも汗だくになりながら熱唱している。この時点で30分を経過。もはや汗だくで顔から汗が滴り落ちてくる。軽いトランス状態になりながら、この最後のレース×4を気合で乗り切る。

既に息も絶え絶えだが、さらなるラスボスが待ち構えていた。「ギアをヘビー状態で25秒間のクライム」→「15秒間のインターバル」の繰り返しを6セット。ここまでくると、VRを楽しむ余裕が全くなくなる。「時間的にこれを終えればフィニッシュのはず……! 」という希望のみが両脚を突き動かす。

そして……なんとか無事に完遂。40分間のエクササイズを成し遂げた。バイクから地面に降りた際、ひざが笑っているのがはっきりとわかった。ただ、やり終えた後の達成感と爽快感はひとしおだった。こんなに気持ちいい汗をかいたのはいつ以来だろうか……! 「THE TRIP」の名にふさわしく、バーチャルの世界の旅行を十分に満喫できた。

新しい物やエンターテインメントが好きな人ならば、はまる可能性大の「THE TRIP」。2017年に覚えておいて損はないフレーズと言えそうだ。

●information
・店名 CYCLE & STUDIO R Shibuya
・住所 東京都渋谷区宇多川町23-3 渋谷第一勧銀共同ビル5F
・営業時間 火〜金 10:00〜23:00 / 土日祝 10:00〜20:00
・休館日 月

※通常はプログラム実施中の写真撮影は認められていません

(岡崎洋介)